今日も一日、施設さまのために

びっくりした。


いや、今、テレビ見てるんですけどね。



お葬式に家族がすること、マナー、しきたりを
テレビでまとめてあったんです。




ここ数年、ワタクシ、
自分の祖父を含め、後輩のおじいさま、
阿蘇に来てお世話になった姉のような人、
宿泊施設ご担当者のお父様やお母様、
その他なんだかとっても喪服を着る機会が多くて。

考えるのは、葬儀って、
亡くなった人を悼む思いでするのは身内であって
参列者は、これから生きていく人を励ますために集うのだなあと。
（よく考えたら、亡くなった方との直接の面識はない場合が多いし、
また、亡くなった方と直接面識があったとしても、
自分が悲しむよりももっと悲しみに沈む人がいて、
やはりその人を励ますために、声かけが必要になってくると思うのです）

また、大切な人の身内なんだけれども
距離やらなにやら諸事情あって行けない、とか。

この年にしてやっと
死を通して生を真剣に考えられるようになってきました。




というか、「生きる」ってことがどれだけ大切か、
ってことをやっとわかるようになってきたというか。













てなことを感じている私にしてみたら、
不思議なのが


　　　　　　「戒名」


なんで、あんなにお金かかるんですか？


びっくりした。
だいたい1文字10万！？東京での相場は戒名ひとつに35万！？


遺族が、故人を送り出すために
なんとかいい戒名をつけてあげたいという気持ちは
とても尊い心だと思うのですが…

戒名のその金額、足元見られている気がする。






私だったら、死んでからまで、自分に金をかけてほしくない。

たった35万なのか、35万もなのか、
そこの価値観は人それぞれなのでしょうけれど、
私が死んだら、生きている人たちに価値的に使ってほしいと思うなあ。
うーん。


日本は寺請制度の歴史から、
だいたい家の信仰は仏教だという人が多いんでしょうけど、
だからこそ生きているときにはほとんど意識せず
誰かがなくなった時に初めて意識する「葬式仏教」だったりするわけですが、
ほんっとに、「死んでから」のための宗教なんだなー。


人は、必ず死ぬわけだから、
戒名のディスカウントなんてしなくていいわけだよね。




生きるための、であってほしいなあ。




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