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よくばりharuharu日記

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2006.08.23
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カテゴリ:今日のできごと
先日、母と、息子と老人ホームにはいった祖母を訪ねました。母方の祖母で、母は夫(私の父)を亡くしましたが、配偶者を失うということも相当ショックが大きいことだと思いますが、母親が健在というのは、大きな慰めになると思っていました。

祖母はいつまでも元気で、ひじきを粉末にして、毎食お味噌汁にいれて飲み、坐骨神経痛を克服して、週に3回電車をのりついでゲートボールに通うのが趣味で、お友達もいるし、さすが、長寿の土地といわれる、奄美大島出身だなあと誇りに思っていたのですが、

母の弟夫婦と長いこと同居しておりましたが、うまくいかなくなり、父がなくなってしばらくしてから、母が一時期ひきとったものの、高齢になってからの移動は根付かず、結局もとの同居に戻りましたが、やはりうまくいかずホームに入ることになりました。

祖母側の話ししかきいてませんでしたが、母がきいた、叔母の話しをきいてみると、祖母は何の気なしにいったことでも、傷ついたことや、価値観の違いなどもあり、その積み重ねの結果もあるし、そうはいっても、なにかと世話をやいてくれる叔母はそれほど悪い人ではないのではという話もホームでしました。

母と同居したころは、嫁姑のストレスもあってか、かつての若々しさはなくなり、慣れない土地のため、体調もくずしがちで、ぼけもはじまってきて、実の娘と同居というのに、正直幸せそうではありませんでした。

でも、先日ホームを訪ねたところ、目の輝きが違っていました!

少々耳は遠いけれど、以前よりもふつうに会話ができるし、意識もしっかりして、ぼけかかっていたという状況でしたが、しっかりしていました。

やはり、気を使う同居よりも気楽なようです。

ホームはあかるい病院という雰囲気で、悲壮感はなく、個室には、テレビとベッドとソファがおかれていて、冷暖房も完備され、定期的に看護しさんが健康状態をチェックし、入浴は週3回くらいのようですが、

もちろん食事も3食付き、ロビーにいけば、ほかの入居者のかたともコミュニケーションがとれます。

聞けば、お友達もできたそうですし、テレビもあって、本もまわしてくれるグループもあり、服も今までので十分で、流行のものがほしい年齢ではないし、食事の心配もないので、お金も使う必要がないといってました。

なにもものはいらないといってました。買い物がすきで、必要であってもなくても、おかしなど良く買ってきていた祖母が、物欲からも解放されて、本当に生き生きしていました。

江原さんの本で、満たされない人は物欲を満たそうとするとありましたし、本当に気楽なようです。

若いと、寝食満たされても刺激がほしいとおもうところですが、歳をとると、いろいろ体力とともに気力も衰えるので、とくべつなにかサークルでもという意欲もないし、なくても十分満足だと祖母が言っておりました。

自分の住んでいた家を息子夫婦にのっとられたというとらえかたもできるし、ほかの兄弟もそうおもうかもしれないけれど、そういうことからも解放されての気楽さのようです。

ホームに入れるということはお金もかかるし、とくに親を他人の手にゆだねるなんて、とせつなくなる部分もありますが、本人は意外と気楽で幸せなのかもしれないとおもいました。

私が同じ立場だったら、そういう老後もいいかもしれないなんて思ってしまいました。

とおもっていたら、ドラマ「結婚できない男」でも、阿部さんの母親役の草笛さんが、将来は遺産残してあげられないけれど、老人ホームに入ろうかしらという話しがでてました。

結婚する気もない阿部さんも、そういう道もあるなとつぶやき、ますますこのひとは独身貴族を満喫しそうだなという雰囲気でしたが、隣人の犬を預かることになり、最初は戸惑うものの、だんだん愛着が出て微笑ましかったです。

犬もなかなか芸達者で、「どうする?アイフル~」ってかんじでした。

犬の種類はちがいますけどね。

話しはもどって、ドラマの中で草笛さんが表示したホームは高級ホームのようでしたが、そんなに贅沢でなくても、最低限の生活が保障されたら十分だなとおもいました。

将来的にもう少しコストがかからないようになるといいのですが。







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Last updated  2006.08.23 14:33:54
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