実際行ってみるとちょっと違うみたい
震災直後は、夫が、会社を通して他県から救援物資を送っていただき、とっても助かりましたこちらでは大分落ち着いたというので、新たにそろえるのを待たずに、会社に残っている物資を少しでも早くと、会社でレンタカーを借りて(今はガソリン不足から乗り捨てが多いということで法人にしか貸さないそうです)同県の沿岸部の避難所に届けたそうです。夫も初めて避難所を訪れて、比較的物資がとどいているものの、やはり衝撃をうけたことから、そのレンタカーを返しがてら、被災地といっても沿岸部ほどの甚大な被害もなく、(それでも地盤の関係で見たこともない規模の被害のある場所もありますし、まだまだガスも30%ほどしか復旧しておらず、いまだにお風呂にも入れないという方もいて、そういう方にはよかったらどうぞと声をかけてます。うちも断水中、一般のお宅で、うちは水が出ているのでどうぞと言われ、そのお宅は道路に水をどうぞと告知して、知り合い以外の方々にも分けてくださっており、とってもありがたかったものですから)少し落ち着いたこちらにいると、どうしても忘れてしまうし、テレビで見ているだけでは、映画でも見ているようで、現実感がなくなるだろうからというので、長男も連れて、見せてまわったそうです。震災の影響か、こどもたちはそれぞれ赤ちゃん返りをして(長女はもともと赤ちゃんなのでそれほど変化はありませんが)長男次男はなんだか私にべったりです。災害のあとでは、そういうことも起こりえるのだそうですが、長男はテレビで見ているだけとは違って、やはり現実なんだと感じたようで、ちょっとだけ赤ちゃん返りで戻った状態から前進したように思います。また、ご実家が沿岸部で、1階が流され、2階はなんとか生活できるという方をお見舞いに行ったという方から聞いたのですが、テレビで見てるだけで思うよりも、現地の方々はたくましいということで、情報を得て物資をとりにいく、情報が命になっていて、情報を得られないお年寄りが困っているとテレビにうつるとか、それも、場所や状況によってもそれぞれだとは思いますが、その方々も言われるには、一緒におちこんでほしいのではない、できるところから頑張って前向きに活動して通常レベルをめざしてほしいということでした。そうしないと、全国的におちこんだままでは物理的にも復旧は難しいのだそうです。また、沿岸部に復旧支援で九州から向かわれているという方から、放射汚染は実際あるものの、ニュースほど深刻ではないということでした。情報源をきちんと選び、ニュースもきちんと聞いていれば無駄に不安感を抱く必要もないのに、風評被害で何ともない野菜や魚など、こわがって買い控えている方々のコメントを聞くと、腹がたつし、私が買いたい!とおもいます。基準値というのも、日本の基準が厳しいこともありますし、きちんとした処理法を理解すればそんなに怖がる必要はないのにと思います。とにかく、冷静に正しい情報を吟味して、テレビでいうように情報に惑わされないように、また被災地の人の身になってかんがえてほしいとおもいます。