よくばりharuharu日記

昨日たまたま、みんなのうたを見た。

曲名は「これってホメことば？」と「ありがとう～心のバラ～」の２曲。

みんなのうたは昔からタイプの違う２曲というパターンで、可愛いアニメの歌と実写で風景がでてきて、ちょっと大人の歌という対照的な組み合わせが多いイメージだ。

まず、一曲目は「これってホメことば？」、
歌うは、ことばおじさんとアナウンサーズ。


新入社員とカラオケに行った。ではじまる歌詞。２番は２０歳の娘とお寿司を食べに行くシーン。
想像したとおりの内容なのになかなかおもしろい！思わず笑ってしまった

１８番をうたうと、｢課長、なにげにうまいですね。」

「なにげに」は「けっこう」という意味だそうだ。

２番にでてくる娘のことば、
「フツーにおいしいよ。」

「フツーに」は「わりと」という意味。どちらも「思ったよりも」｢意外と」という意味らしい。

「なにげに」は何気ない顔して、結構やるね。というかんじなのは想像がつく。

でも｢フツーに」って、そのままとると、「とくべつおいしいというわけでもないけれど、まずいわけでもなく、とりあえず合格点のおいしさ」ってかんじ。

まあ、金田一先生も、「ことばは生き物でどんどん変化して、使う人が多くなればそれが標準になる」といわれているし、

たとえば、｢貴様」ってことばだって、｢貴」は｢貴族」｢貴重」の｢貴」で、｢貴社」などと、相手を敬うときに使う字だし、｢様」だって、敬称なのに、二つくっつくと、

とても丁寧な意味ではなくなる。もともとは丁寧な意味だったそうだけど。

なんて書いていると、若者のことばが分からない世代になったんだなあともおもうけれど、なるほどと面白く思う部分もある。

ちなみに、ラジオ版は「やばい」「よくなくない」だそうだ。

そして、８月と９月で歌詞が変るそうで、楽しみ。チェックしてみよう。

そして、「ありがとう～心のバラ～」という曲、唄うはマイク真木さん。



マイク真木さんといえば、４０年前に｢バラが咲いた」がヒットした。

私はみんなのうたで、放送されていた時代はしらないけれど、歌集にのっていて、この歌は知っている。

これはその歌のアンサーソングだそうだ。

長い歳月を経て、だれにでも大切なもの、変らないものに対して、なかなかいえない「ありがとう」という言葉とシンプルなメロディで感動を表現しているそうだ。
「ありがとう」は私も大好きな言葉で、辛いときこそ、唱えると心が落ち着く作用もあるし、嬉しいときにいうと、相手も自分もうれしくなる魔法のような言葉だとおもう。

実際とても波動の高いことばだそうだ。

「ありがとう」は変らないで、そのままの意味でいてほしいとおもう。

とても興味深い２曲でした。