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テーマ:TVマイブーム(649)
カテゴリ:気になるTV
今シーズンのドラマの中で、華やかさはないけれど、渋くてひときわ大きな存在感のあるドラマです。
渡哲也さんと竹野内豊さんの世代のちがう男前俳優が共演していますが、お二人とも共演を楽しみにされていたそうで、竹野内さんに協力する役柄もあるけれど、とてもいい雰囲気です。 ドラマは竹野内さんと夫婦だった石田ゆりこさんが家を出て行ったあと、幼児のゆうとくんの面倒を一生懸命みるあまり、残業をしなかったり仕事でミスしたりで、ついに会社をクビになってしまいつつも、子育てに奮闘する竹野内さんの物語です。 家族のためにとがむしゃらに仕事に没頭していた結果、奥様の石田さんは家庭で孤独感を募らせての爆発のようです。「あなたはちっとも変わってない。昔からあなたの大事な人は私以外のものだった」 という台詞。女としてすごく共感できます。 でも男性としても、家族のために仕事を一生懸命すると、接待やら残業やら休日出勤やらつきものですよね。 たぶん奥様は存在が近すぎて、なにもかもわかっているものだと錯覚してしまったのでしょう。 でも、女性は言葉や行動で表して欲しいものです。 石田さんの友達で弁護士の方が、代理人として離婚の申し立てにくるのですが、竹野内さんは石田さんと家族としてやり直したいと訴え続け、弁護士さんも元々友人としては、復縁を望んでいたけれど、竹野内さんは変わったと復縁を提案します。 竹野内さんの廻りの渡さんや、後輩の劇団ひとりさんの竹野内さんを認める発言に、石田さんは、息子のゆうとくんをひきとりたがる自分が焦って、嫌な女になっていくのを感じて上の台詞を竹野内さんにぶつけます。 もうすこし早くぶつけてたらよかったのに。でも夫の中に自分の存在がないとおもっているとなかなか言えなかったりもします。 懸命におとうさんを応援していたゆうとくんでしたが、やっぱり小さいと、とくにおかあさんが恋しくなり、幼稚園でおかあさんの自慢をしたお友達を泣かしたり、遊びに言っても母子の姿に目がいきます。 いままで励まし続けた渡さんも娘さんと母親との関係を考えて、やっぱり子供には母親が必要だといい、 竹野内さんもついに、石田さんにゆうとくんをわたしてしまいます。 このドラマは男性の視点なのかもしれないけれど、やっぱり竹野内さんに私は感情移入してしまいます。 子供はときには仕事の邪魔になることもあるけれど、子供によって癒されたり励まされたりすることもその倍くらいあって、離れることは生木をさくように辛くせつなく感じます。 ドラマも後半ですが、なんとかラストまでには二人が復縁できたらなと願わずにいられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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