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よくばりharuharu日記

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2007.02.16
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英語に関わる仕事でありながら今迄あまり語学に関するテーマを書いてきませんでしたが、1つ前の日記で、ついにであった語学番組「ジュークボックス英会話」について書いたところ、

自分ではあふれる想いを吐露して満足していましたが、みなさまの意欲的なコメントに励まされ、私もますます意欲がでてきましたし、そのコメントへの返信含めてこのタイトルでのテーマとなりました。

遅すぎることはありません!と断言したいところですが、実は私も目指すべきレベルには到達していない発展途上の状態なので、いつか断言出来る日がくるようにがんばりたいとおもいます。

英会話講師だし、発音だけはいいので、ペラペラなんでしょう?とよく言われますが、実はなんでも話せるペラペラ状態ではありません。

そんな私が偉そうに言うのもなんですが、いままで見て来たケースや経験から想うことを書いて行きたいとおもいます。

私の大学時代、好きになった女の子がピアノが上手だったことから、20才から音符を読むにも一苦労だった状態から始めて、ショパンも弾きこなせるようになった後輩がおりました。

英語なのに音楽の話しはちがうんじゃない?と想われるかも知れませんが、この事実は私に大きな勇気をくれました。

楽譜を読めるようになるには、さほど時間はかからないとおもいますが、音感もですが、指がここまで動くようになるなんてピアノは小さい頃から始めないとうまくならないという私の思い込みを見事にくつがえしてくれました!

残念ながら彼の想いは彼女に伝わりませんでしたが、ピアノはずっと続けてショパンが弾けるようになったのだから相当な努力と情熱に感心します。

遅咲きのショパンマスターと同じで語学修得にも年齢制限があるといわれてきましたが、確かに、生れた時から英語のシャワーをあびているネイティブには適わないし、早い方が有利ではあるとおもいますが、

母語以外の第2言語を修得しようとする場合、(生活上使わざるを得ない状態をのぞいて)若くてもやる気やセンスがない場合より、少々年を重ねていても、やる気と根気と集中力がある方が力がつくとおもうのです。

センスがあればさらにベター。

いろいろな生徒さんをみていて、そう想います。それはピアノも同じですよね。
いくら若かったりセンスがあっても練習しないことには上達しませんから。

そして、私自身、教室開講当初、当時は生徒さんはひとりだけでしたから週に一こましかありませんでしたが、それでも週に一回生徒さんとレッスン中に英語を聴いていただけなのに、テレビや映画をみていて、聞き取れる量が増えました!

いままで英会話教室に行ったり通新教育をやってみたりいろいろしたのに、あれはなんだったんだ???!!とおもいましたが、リスニング力(ヒヤリングではなくリスニングだそうです)は1000時間聴いてちょっと上がって1000時間聴いてちょっと上がってというように聴く量に比例するものなので、その蓄積が上がるタイミングと合ったのかも知れませんが、

やはり教えることで教えられるなあと実感しました。

赤ん坊ではないので、ぼ~っと英語を流しているだけではやはり力はつきません。赤ん坊はどこに生れてもいいようにどの言語にでもあう回路を脳にもっているそうですが、つかわないとその回路はどんどんなくなっていくそうです。

だから早い方が有利ではありますが、何度も音をいれるうちに回路がすこしずつまた再開していくようです。

もちろん赤ん坊よりも何倍も努力を有しますが。

まずは聴こえないことにはなにもはじまらないのでリスニング力がまず第一ですが、そのためにはやはりたくさん音を耳に入れること。でも、いつも生徒さんたちに言っていることですが、日曜日に2時間3時間聴いて後の1週間まるで聴かないよりは、毎日2分でも3分でも継続して聴くほうが効果があります。

これは運動もおなじですよね。昔、1日部活を休むと3日もどるといわれていました^^;

夏休みにどうにも理解しきれてなくて、苦痛を感じてそうな生徒さんにおもいきって1日おきくらいに補講してみたら、理解とやる気が復活して苦痛も和らいだようでした。

講師仲間に映画マニアで、法廷ものや医療関係など専門用語がはいらないものだったら、字幕無しでも映画が理解できるというひとがいます。

国際結婚した友達も同じようなことを言っていました。

ちなみに前者は留学経験ありません。後者はアメリカでの生活もしてますし、家庭内でもつかっています。

ということは、努力しだいで、留学などしなくても同じレベルにいけるということです。

何年たってもおくになまりが抜けない人もいるように、留学しても発音が変わらないひともいますし、スラングは覚えてもきちんとした英語は学び切れなかったとか、
結局忘れてしまったというのもよく聞きます。

この映画マニアのケースも私に意欲と勇気をくれました。

ジュークボックス英会話の話をしていたら、夫が古いレーザーディスクをだしてきて、ライクアヴァ-ジンのころのマドンナやロッキー4などみせてくれました。この頃のマドンナはやっぱりかわいい!!!

それから、ロッキーを一生懸命みて、台詞を覚えたとか、トップガンなら大体字幕無しで大丈夫だと夫が言ってました。

この2ケースからやっぱりお気に入りの映画を集中してみることはとても効果的なようです。ストーリーを理解していることからリスニングに集中し易いですからね。私も映画やドラマでこういう風にいっていたなあというのが判断基準の多くをしめています。

さて、リスニングの次はスピーキングです。

リスニング同様、場数をふむこと慣れることが一番のようですが、

とにかく復唱することは意外と効果的な方法です。

スピーチやらプレゼンなどをしようとするときも、なんども本番想定しての練習が効果的であるのとおなじです。

大学で私はラテン文化に興味があり、南米関連のゼミだったのですが、その先生が南米の帰国子女で、とにかく、何度も復唱させられました。さらに、もっとはやくもっとはやく!といわれて、

早口言葉のような練習に口もついていけるようになりました。

英語講読の時間に、スペイン語の抑揚で読んでしまいましたが、読み方はよいとほめられました.
意味はがたがただったんですけどね^^;

それが、海外旅行で、役立ったのです。日本はアメリカ英語が優性ですし、私の発音もアメリカ英語だったこともあったのか、イギリスでの英語よりも、スペインでのスペイン語が役立ちました。一緒にいった友達が英語ができてもスペイン語ができなかったということもありましたし、イタリア語やフランス語にくらべて比較的スペイン語が日本語に近いせいもあるかもしれません。

が、意味を理解しきれないうちになんども復唱することにより、考えるよりも先に反射的に言葉がでてきましたし、意味はあとからついてきました。

草なぎくんもハングルをマスターするのにひたすら音読したといいますし、全く意味がわからないのはこまりますが、ある程度の状態で、とにかく音読をくり返すというのもとても効果的な方法だとおもいます。

英語の文章や歌を聴いて発音やリズムやイントネーションを学んだ私ですが、映画でさらにリスニング力をのばし、さらにそれを復唱してきたいとおもいます。

これらの経験は生徒さんに英語を教えるにあたり、ほんとうに役立っています。

また教えることでも学びがたくさんです。
この2月から60代半ばにして、英語をはじめたい!という生徒さんとのレッスンが始まりました。

基本的なことはできているけれど、嫌いになった英語をマスターしたいということでとても意欲的な方なので、何より私が励まされ、勇気をもらい、改めてがんばろうとおもっているところです。
いまは本当に簡単なところなので、発音に力をいれています。それが自分のブラッシュアップにもつながるんですよね。

まずはリスニング!とにかく聴く量に比例しますから。それに、聴けるようになれば達成感もあるし、余裕も生れて、スピーキングの方に集中できますし、ネイティブに対してもリラックスして接することができるようになるとおもいます。

この仕事を始めてからすこしずつではありますが、確実にリスニング力はのびてきています。スピーキングの方も、いろいろな表現を教えながら、へえ~、こんなのもあるんだと自分の勉強にもなっていて、とっさのときにでてきたりもします!

子供の倍努力が必要だけど、モチベーションでは勝てるかもしれません。やる気と根気があればおそすぎるなんてことなんてないとおもいます!!

長くなってしまいましたm(_ _)mココ迄読んで頂けたみなさま本当にお疲れ様です&ありがとうございます。








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Last updated  2007.02.17 08:05:46
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