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よくばりharuharu日記

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2007.04.18
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カテゴリ:気になるTV
「月9らしい月9」ということで正直あんまり期待してなかったんですが、これがただの月9のありきたりの恋愛ドラマじゃない!!

どちらかといえば世にも奇妙な物語に近い…かな?

主人公岩瀬健が大好きな幼馴染みに想いを告げられないまま彼女の結婚式にでるはめになり、披露宴の最中に、現れた妖精の導きにより、過去にタイムスリップをして恋をやりなおすタイムスリップ恋愛ドラマ!

主人公健は山下智久くん、幼馴染み吉田礼は長澤まさみちゃん。そして、ドラマのストーリーテラー的存在でもある妖精役は、妖しい役がぴったりの三上博史さん!

山Pはジャニーズながら、ドラマで演じる役をそれぞれとても魅力的に演じるのでファンというのとは別に彼の演技が大好きです。

長澤まさみちゃんも、山Pともにお若いのに、若さだけでなく、さわやかな笑顔で様々な役をそれぞれの顔で演じわける役者さんで、お若い二人でも、充分期待できるのです☆

そして、

かつては恋愛ドラマでさまざまな役を演じてきた三上さん。

普通のサラリーマン役もなかなかでしたが、妖しいというか不気味な役もはまる三上さんにこの妖精役はぴったりです。


さすがに昔より少々ふけたものの、やはり男前は健在で、妖精という役柄ではありますが、昔とった杵柄なのか、かつての恋愛経験をいかして、若い山Pに指導する姿にも見えてなかなか面白いです♪

三上さん黒い上下のスーツ(上は燕尾服)に黒いつばのある帽子で、結婚式場に住む妖精という役ですが、

白い雲がうかぶのどかな青空を式場のバルコニーから見上げるうしろ姿はなんとも幻想的で美しく、このあやしさ、さすが三上さんです。

三上さんや山Pのナレーションのような台詞もすてきなものがいっぱいです。


☆奇跡の扉をあける鍵は誰の手にもにぎられている。ただ、それに気付く人は、ほんの僅かしかいない。

運命を変えるほどの大きな奇跡は早々訪れない。

変えたいと想う小さな一歩を重ねることでいつの日か、奇跡の扉は開くのだ。(オープニングより)

ほんとにその通りです。ドラマでも、一回タイムスリップしたからといって、大きな変化はおこせません。でも結果はどうあれ、大きなプロセスの変化はまちがいなく、それもすこしずつたまっていって、現代に大きな変化をおこすのかもしれません。

まさに「プロポーズ大作戦」!現実の世界でも、想いに向って一歩一歩重ねることでおもいがけないところから奇跡の扉が開くことはよくあることです。

決して妖精の力によって安易に楽して奇跡を起こすというのではなく、その時々精一杯努力したプロセス自体もたいせつなものであり、その結果がどうなるのか、とっても楽しみです。


☆世界で一番好きな人が今日、他の男と結婚する。
告白する時間は無限のようにあったのに最高の時をずっとさがしてしまったのかもしれない。
あんなにそばにいたのに、どうして隣にいないんだろう。どうしてあんなに遠いんだろう。
(健の心情の台詞。せつなくもリアルです。)

健を含めた男ばかり3人が結婚式でうんざりする姿、新鮮です。女性のこういうシーンは多かったけれど^^

☆2番目に好きな人を選んだ方がいいとしたり顔で口にする者がいるそうだが、付き合っている相手が人生で2番目に好きかどうかなんて分かる人がいるのだろうか。

でも一つだけ確かなことがある。
人生で一番好きな相手を失おうとするまさにその瞬間にこの人だったと気付くのである。(妖精の台詞)

☆俺は結局礼になにも出来なかった。喜ばせることも、笑わせることも、ちゃんと自分の気持を伝えることさえも。

☆次々と写し出される過去のふがいない自分に無性に腹が立った。
少しでも自分の良い所を見せていたら違っていたのかな。隣に座っていたのかな。やり直したい。あの頃に戻ってもう一度、もう一度…。(披露宴にて新婦の成長の過程の写真が次々に写し出されるのを見ながらの健の台詞)

そして、周囲の動きが急にとまり、健にスポットライトがあたって、妖精登場!

☆オスカーワイルドはこう言っている。

男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。
お前は男であるにも関わらず、彼女の最後の恋人になりたがっている。この期に及んでもまだあきらめきれずにいる。

と妖精は言って、一枚の写真の撮られるちょっと前から撮られるまでの時間タイムスリップしてやりなおせることを告げて、次のアドバイスがまたなかなか!

☆時間には限りがある。有効に使おうが、無駄にするかは使い方次第。それは過去も未来も何も関係ない。

~ぱちぱち!~

☆人間の大半は何かが終わってから始めて本当の真実に気付く。

☆求めよ。さらば与えられん。

といって、過去に導くのだが、その過去へとぶためのかけ声が、「ハレルヤチャンス!」

確かに妖精登場のときに光りがあふれて、「ハレルヤ」が流れたけれど^^;
さすがに嫌だという健だったが、意を決して過去にとぶ。

結果は変わらなかったけれど、プロセスは全くちがうものに。礼のなかの健像もきっと大きく変化しているはず。このあとの展開(プロセス)もたのしみだけれど、ドラマが終わる頃の結果だけでなく、健の成長も、また数々の粒ぞろいなせりふたちもたのしみなドラマです。





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Last updated  2007.04.18 14:31:58
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