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テーマ:獣拳戦隊ゲキレンジャー(445)
カテゴリ:戦隊、仮面ライダー、ヒーロー特撮系
ついに最終回が終わってしまいました「ゲキレンジャー」。
毎年この頃になると、一足早く切り替わる仮面ライダーに続いて、戦隊も入れ代わり、年度末だなあとしみじみ一年をおもいだしたりします。 今回のゲキレンジャーは、獣の力と、中国拳法をモチーフに、武道らしく、技の鍛練や修得に加えて精神の鍛練や気付きもテーマに加わっており、とても見ごたえがあり、終わってしまうのがさびしいです。 さてさて、大方のドラマにあるように、最終回一つ前の回では大きなうねりがあり、絶体絶命の危機的状況に不安な形で来週につなぎ、最終回でなんとかまとまるパターンが、特撮に限らずよく見られますが、 今回もそんな感じでしたね。 まず先々週では、夏休みの映画で衝撃を与えた呉越同舟合体がみられました。映画は呉越同舟でしたけれど、今回はリオとメレが臨獣殿から激獣拳に寝返っての心身ともに合体した状態でした。 その状態で悪の本丸であったロンをうち負かしたとおもいきや、(ロンとは、古今東西あらゆる龍やドラゴン伝説にでてくるその元だったのですね。ロンとは龍のロンだったのですね) 先週では、不老不死ということで復活し、またもや、リオとメレが命をかけて倒したとおもったら、結局またよみがえって終了でした。ちょっとターミネーター2を想わせる結末でしたのに、ロンが復活してしまい、どうすればいいんだというところでした。 でも、ずっとメレのせつない片思いかと想っていた、リオへの想いが、実は両想いであり、そのことが、リオを本当に芯から悪者にすることをとどまらせていたということと、 一旦滅びる形はとったものの、ようやく臨獣拳の呪縛からときはなたれ、結ばれた二人は、なんだかせつないもののロマンティックでも有り、ちょっと失楽園の結末をも想わせ、 ちょっとお子さま番組らしくないものの、なんだか納得出来るというかほっとできる結末だったようにおもいます。 そして、今日、最終回でしたが、どんな手段をつかおうとも、不老不死には手立てがないようにおもわれました。 ジャン、ラン、レツの3人が初っぱなからダウンしてしまうし、一体どうなっちゃうの??とおもったら、そこに勝利のヒントがあったのですね。 ~3人が獣拳に加えて、臨気も修得するということですが、演舞のみでは物足りないという意見もあるようですが、かつてレツがバットリーから技を修得したときも、忘我がテーマで、我を忘れる程無心になって踊り続けることでマスターしましたね。 また、私は太極拳をやっているのでなんとなくわかりますが、深い呼吸をしながら体を動かすことは、普段の動きとは違う流れがあります。心身ともに充実するというか。 とにかく呼吸法は大きくて、いままで見えなかったものが見えてくる(オカルト的なことではなくて)感じが有り、その過程で技を修得するということも不自然ではないようにおもいます。実際演舞といっても拳法といのは踊っているだけではなく、アクションも入ってますしね。球技でいえば、素振りのようなものです^^~ 最強の新参コンビのゴウとケンでも歯がたたず、拳聖でさえも、ダメージといえるダメージは与えられず、とおもったらそれは、時間稼ぎで。 リオとメレだけでなく、かつての拳魔、カタ、ラゲク、マクらの導きによって3人が得たものとは、 不老不死ならば、破壊にこだわることはない、不老不死という状況を呪うしかない、一生ひとりぼっちで暗闇に閉じ込めるという技をかけ、 球体にしてしまいました。 よくおとぎ話などでも、瓶やら木にとじこめられた悪魔の話しがでてきますが、そんなかんじですね。 そして、その球体をおもちゃにしたりあやうくゴリラの拳聖がたべてしまいそうになったりしますけれど、厳重に保存しておかなければならないというのが、また責任重大ですね。 当のロンは暗闇の中そんな扱いをされているのがわかるのでしょうか。それともただ暗闇にいるだけなのか、気になってしまいました。 この流れは、マジレンジャーでのンマの最期をおもわせます。ンマはなんでも飲み込んでしまうという特性でしたが、それならと、家族愛や勇気をひとつにして許容量をこえる程に吸収させて爆発させたんでしたよね。ンマもすべてを飲み込んで暗闇にしようともくろんでいました。 ロンはまさか自分が暗闇に閉じ込められるとは夢にもおもわなかったでしょうけれど。 そしてリオたちの正規軍への寝返りというか和解も、マジレンジャーのナイとメアたちのそれをおもわせます。 そして、ランとレツはマスターとよばれ、次世代の獣拳つかいをそだて、ジャンは旅にでかけ、ゴウも旅にでて、さまよっていた期間をとりもどすといい、ケンは家業である武器の修理工場で働いて、これまた修行で遊んだ分をとりもどすということなのでしょう。 ゲキのメンバーたちのそれぞれの成長を感じさせるエンディングでした。 さて、来週からはゴーオンジャーがはじまります。 幼児の男の子にしてみれば、車とか機械とかはやっぱりだいすきなモチーフのようで、企画スタッフの方々はやっぱりおもちゃが売れるテーマにしたのかなあという感もあります^^ちょっと雰囲気も昔にもどる感じですが、うちの息子も例にもれず、ものすごくたのしみにしていますので、私もちょっと楽しみです。 とはいえ、先日ベビー用品売り場にて、息子が幼児用枕をほしいといい、最初はカーズがいいといっていたのに、ゲキレンジャーが終わっちゃうし、最後のひとつだからゲキレンジャーにする!!といって、ゲキレンジャーの枕を買うことになりました^^; 息子もちょっぴり寂しいようです^^; 新しいシリーズも楽しみではあるけれど、やっぱり今のシリーズとお別れはさびしいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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