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カテゴリ:気になるTV
毎朝本当に楽しみにみている朝ドラ「ちりとてちん」。
ここ最近は本当に印象的なシーンがたくさんありましたので、記録しておこうとおもいます。 渡瀬恒彦さん演じる草若師匠の体調が悪くなったのと、ヒロインの若狭のスランプにより、リンクするようにそれぞれ4人の弟子との関わり方が毎日描かれたのはおもしろかったですね。 ずっとコンプレックスのかたまりで、すぐいじけるくせのある若狭も、草若師匠との出会いにより、落語という自分の世界を見い出すことが出来、草若師匠も、落語の世界から抜け出して来たような若狭にであうことで、 ばらばらだった弟子達とともに、一度廃業していた落語家復活を果たし、 両者運命的な出会いと、あふれる愛情や想いやりでつながっているのがよくあらわれていました^^ 草若師匠は体調を知った上で、来ておきたいと若狭の故郷でもあり、想い出の地でもある小浜での高座にきており、若狭の母親(和久井さん)に想い出話しをかたります。 一番弟子の草原は、面倒見もよく、落語も上手だけど、極度の上がり症で、本番ではかんでしまうのがたまにきず。デビューから10年目まででられる新人賞も結局とりのがしてしまい、けじめをつける意味で、最後の年にも賞がとれなかったら長年の恋人みどりと別れると決意する。 が、ここまで理解してくれて想ってくれるのはみどりだけだと草若師匠に諭されて、結婚する。 草原が一旦落語をすててホームセンターの社員として一般の企業に勤めたものの、「やっぱりまあくんは落語がすきなんだ」ということを認めて、 安定した生活をすてても、草原の落語復活を応援するなど、本当にできた奥様だなあとおもっていましたが、出会い自体、落語好きなことから、高座に熱心にかよい、アンケートに質問事項をかきためて、それに丁寧にこたえる草原とのやりとりがなれそめだったんですね。 そういうわけで、今もずっと円満でほほえましい夫婦になっているようです。 ☆ちなみに夫はこの話しが一番好きだと言ってました^^ スランプの若狭に対して、そのような想い出話しをしつつ、「長くやっていればわかることもある」と、結局その場での結論はでない若狭でしたね^^; そして、草々が弟子入りしたいきさつは以前からありましたが、「まんじゅうこわい」の稽古をつけている時に、なにが好きかという師匠の問いに、「落語です」と答え、落語家が落語だけではこまるといわれてこたえたのが「恐竜」。 理由はでかくてつよくてでかくて…。なんだ、でかいばかりだなと草原につっこまれてましたが、草若師匠にいわせれば、草々がまさに恐竜のように、大きくて強くてすぐあばれる。落語ひとすじであるけれど、もろいところがあり、なにかちょっとしたきっかけでくずれてしまう危険があると表現。 若狭が最近どうも、本題に入るとうけないと、相談すると、もともと落語は男が語りついできたものだから、女である若狭がやることに無理がある。と、「女だから」という結論をだす。 そして四草ですが、 いままで若狭のすぐ上の4番目の弟子といこともあり、また若さゆえのとんがり感をかんじてましたし、若狭自体25、6というところでしょうが、若狭もそれほどかわらないという意識であったものの、 実は、草々よりも3つ4つ上で、唯一の大学出であるということが発覚しましたね^^; 冷酷な男の話「算段のへいべい」が気に入って、弟子入り志願したというのは聞いていましたが、 出会いからして横柄で、商社に勤めていたけれど、ばかばっかりの所で働くのは嫌だとやめており、実は妾の子で、父親とはあったこともなく、母親は父親からもらったお金で男をとっかえひっかえあそんでいるので、親の了承は必要無いという。 そういう環境ゆえに形成された性格だったんですね。実は私はこの話しが一番印象的でした。 でも冷酷とはいうけれど、ときおりみせる師匠や弟子仲間に対するほほえましい愛情から、クールで知的で冷たいかんじだけれど、本当の冷血漢ではなく、素直じゃないだけというちょっとかわいい部分が私はちょっと気になってます^^ そして若狭に対するアドバイスとして、「へただから」と切り捨てたようにみせておいて、その日の高座でまさに若狭がうけないという「まんじゅうこわい」をかけて、さり気なく見本をみせたりして、なかなかいいところがあるなとおもいます^^ そして草若の実の息子小草若。若狭ヘのアドバイスとしては、「そんなこと俺に聞いてどないすんねん。」ということでした^^; 小草若は父親が大物というプレッシャーと、タッチの差で草々の弟子入りがきまり、なにかと草々に先をこされ、一時はタレントとして売れていた時期もあったものの、落語自体の実力は練習不足のこともあり、おくれをとっている状態ですが、 草若師匠は実は息子が弟子入り志願をしたとき、小草若の前ではそっけない態度をよそおいつつも、実は夫婦で抱き合って喜んでいたのでした。その事実を早く伝えてあげればよかったのにとおもいます。 そして、小浜から帰った草若師匠に、若狭が1日のできごとを告げると、それぞれの兄弟子たちのいいそうなことだといい、改めて、若狭の落語好きに気付き、そして、また改めて、落語の世界からぬけだしてきたような若狭に、 創作落語をすすめるのでした。 そして次の週は、ついに草若師匠の病状が草々たちの知れるところとなり、それぞれがお見舞いに訪れる。 若狭の叔父で、40にして無職の小次郎(京本さん)は、バリバリのキャリアウーマンだけど、掃除をはじめ家事が苦手ななつこさんとうまくやっていて、草若師匠は、小次郎のよさをみとめ、それを理解するなつこもほめ、若狭の記録をずっとかきとめていってほしいという。 江波さん演じる若狭の祖母小梅は、夫正太郎をなくすときの無念な思いと、息子が塗箸職人をついでくれたことをはなし、自分がしらないところでしっかり弟子達が継いでくれると話し、草若師匠をほっとさせる。 そして、その週のテーマとなった落語は「地獄八景亡者のたわむれ」。 地獄というとおどろおどろしく恐い場所だというイメージが強いが、草若師匠いわく、1時間もかかる大ネタだが、全編とおして笑い所満載で、閻魔様やら鬼やらをちゃかすだけちゃかして、昔の人はおもしろおかしく地獄を表現したということで、落語の世界での地獄は恐いところというよりもおもしろいところらしい。 死を目前にした草若師匠が、「そういう風に考えないと、まともにむきあっていてはとってもやっていけない」と若狭の母親にいう。 そこが私の父が亡くなる直前に重なりました。父は6年前にガンで亡くなりました。最初は食道ガンで、いったん完治して退院したものの、半年もたたないうちに、若い頃からずっと腰痛もちでしたが、今度は腰に転移して、悪化して亡くなったのですが、最後まで回復して退院できると信じていた様です。 それでも、看護婦さんには、「恐くて不安なんだ」と語っていたそうです。 土曜日の放送ではついに草若師匠は臨終を迎えますが、死後の世界はまるで落語の「地獄八景」のように、その道中の陽気なこと!若狭の祖父の正太郎が出迎えてくれて、 3代目師匠の落語の高座がはじまるというので、みんなたのしみにしていて、すでに死別していた奥様も、三味線を用意して待っているとのことでした。 父もあんなふうに祖父母に迎えられたのかなとおもいながらみてました。 でも草若師匠が来週からみられないのはさびしいです。演じる渡瀬さん自体すばらしい俳優さんで、夫も大ファンなのですが、草若師匠は本当に人間臭い人柄で、いろいろな経験をしているからこそ、みんなの気持がよくわかり、とてもすばらしい人柄で描かれていました。 さて、若狭の故郷福井県小浜市はオバマ上院議員を応援するなどなかなか、おもしろいですね。 そして福井出身の五木ひろしさんも、本人役で登場しました。 ちなみに私が大ファンだった、おかあさんといっしょの一つ前の歌のおにいさんあきひろお兄さんも福井県小浜の出身だそうなので、いつかでてくれないかなあと秘かに期待しています^^ そして2/24には、2/3に大阪NHKホールで行われた5人の弟子たちによるちりとてちんファン感謝祭「ちりとてちんがやってきた」の放送が午後2時半から3時まであるそうでたのしみです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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