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2007年03月25日
カテゴリ：本のこと
今日は、護国寺でお茶会でした。
お濃茶席です。 お濃茶というのは、抹茶を一人当たり茶杓に ３杯分入れ、よく練って点てるお茶です。 朝方は、けっこうすごい雨が降っていて、 お待ちいただいているお客様には 大変だったと思います。 ２回お手前させていただいて、とても勉強に なりました。 でも、朝早く起きて、着物を着ていくのは、 ちょっと疲れました  さて、ここのところあまりモノをふやさないように しようと思い、本を買わずに、図書館に行くか、 もっぱら手持ちの本を読み返しているところです。 最近、読み返してみた本は、これ！ 『妹たちへの贈り物』 光野桃著 集英社文庫 です。  私はこの光野桃さんの作品が大好きで、何冊もある のですが、折に触れ読み返しているのです。 光野さんは、ファッション雑誌の編集者を経て、 ご主人の仕事の関係でイタリアに行くことになり、 何年か在住、執筆活動をされています。 光野さんのホームページはこちら 光野さんの文章は、色や光、布などの質感が 鮮やかに読む人の心に描かれるように表現されている と思います。 読んでいて、わくわくしてくるのです。 この『妹たちの贈り物』もう何年かぶりに読み返して 見たのですが、もうあちこち心の琴線に響きまくり。 特に、あ～っつ。耳が痛い！と思ったのが・・・ 光野さんの中学高校の頃、お母さんが光野さんに させていた習慣。 それは、明日お客さんという日になると、必ず 「自分の部屋を整理整頓しなさい。」と言うのです。 それも、外に出ていない見えない部分をきちんと するようにと言うのです。 どうしてわざわざお客さんは自分の部屋は見ないし、 ましてや机の中なんてみないのになぜか？ お母さんは、こう言います。 「ひとを招くとき、気持ちよくおもてなししようと 思ったら隠したい場所があってはだめなの。 居間やお客様の目に触れるところだけきれいにしても、 実はあそこは汚いのだという気持ちや、そこは 見られたくないという気持ちがどこかにあると、きっと 相手に伝わるものなのよ。自分もどこか後ろめたい気持ちに なって伸び伸び振舞えないと思うの。 もちろん常日頃からすべてをきれいにできていれば いいけれど、なかなかそうもいかないでしょう。 だから、せめてお客様のときぐらいは、隠しておきたい ところのないようにして、お迎えしなくてはね。」 もう、うぎゃ～！ですよ  私なんて、隠したいところだらけ！ というか、最近見えるところも掃除が 行き届いてない・・・。 隠したいところがないように、掃除をしなくちゃという 意欲が沸いてきました。 なんかここのところ、波があるんですよね。 すっごくお掃除頑張るときと、ぜ～んぜんしないときと。 しないときは、ほんと～にぜ～～んぜんしなくなってしまって とんでもないことになってから、やるって感じ・・・。 またこのブログを始めたころのように、頑張らなくちゃって 思います。 だんだん春本番になってきたので、部屋も軽やかに したいな～♪ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2007年03月25日 20時26分22秒
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