旅日記■初めての!■
さて、今日は、予告させていただいた「お買い物編」です。今日も数分お付き合いくださいませ。■初めての!■こんな日記を残して、イタリアに旅立った7月。って、カッコいいこといって、本店といっても、旅立つ1週間前に、会社の人に教えてもらってフェラガモの本店がフィレンツェにあるってことを知った以外、ヴィトンは、フランスだろう?確か。グッチは、たぶんイタリア臭いよな。くらいの知識しかない私。ブランド品と言っても、もともと「一目見てわかるような、ブランドブランドしい、ブランドを主張しているデザインのものは嫌」という偏屈者。本気で買うなら日本の相場を知らなければと、国内で商圏調査・・・なんて行うこともなく、コンビニで、ブランド特集の本を立ち読みしたくらいの前知識。本当に、買う気あるの?で、訪れました、フィレンツェはフェラガモ本店!フェラガモの印象といえば、昔、キコ様だか、マサコ様が嫁ぐ前の取材で、清楚な格好して登場したときに履いていた、あのフェラガモの定番の靴(リボンがついたやつ)。母親が、その姿を見て、「あんたも、いつか、あんな格好して実家に帰ってきてね。」って、ココロにもない事を言ったのが、妙に印象に残っている。でも、その時、母は、フェラガモの靴を履いてみたいんだなって思っていることがわかった。いつか、買ってあげたいと思ったけど、でも、バックならプレゼントできても「靴」はサイズをあわせなきゃいけない。タダでさえ足幅がでかくて甲高で、普通の靴を合わせるのに苦労している母に、決め打ちで「靴」をプレゼントすることはできまい。自分が欲しい。というよりは、なんだか、そんな思いを抱えて、初めて入るフェラガモ本店。昼食に思い切り時間をかけてしまったため、その後の予定が狂い、本店滞在可能時間は15分。高級店にドキドキしながら、入店し、サーっと、店内を見回す。こんなに、焦って、こんなところ来ちゃ行けないだろうな。秋冬の新作のバックや小物が並ぶ部屋を越え、靴が並ぶ部屋に入る。くるっと見回す。フェラガモフェラガモしくない靴。オフィスで履けるような靴。残り滞在時間12分。発見!一見してフェラガモってわからず、しかし上品さがあって、オフィスに履いていけるような落ち着いた色使いの靴。店員さんが、声をかけてくれたので、思い切って試着(足?)してみる。あー、やっぱりねー。さすが、天下のブランドショップ。試しに履いてみる私に、素足、サンダル履きの私に、ちゃんと足首までの使い捨てストッキングを貸してくれる。そんな些細なことすら、いままでなかっただけに感心。残り滞在時間8分。履いてみると、おホホ。フェラガモですって。なんとなく顔がにやける。もう1サイズ上のものを探してもらっている間に考える。どうする。どうする。どうする。どうする。買うか買わないか。金額は、さっきチェックした。250ユーロ。1ユーロ135円×250ユーロ=33,750円也。片足、16,875円。片足、1万5千円越えか~。。。。(~ヘ~;)ウーン 靴買うのに、そんな計算する奴はいないよな。どうしよう。どうしよう。どうしよう。どうしよう。残り滞在時間5分。店員さんが、1サイズ上の靴と、それと同じシリーズのバックを抱えて持ってきた。バックは、金具のところが、いかにもフェラガモだっただけに、即却下。で、靴は、どうする。どうする。そして、自己の説得。いいよね。それくらいの贅沢しても。頑張って働いて、ようやく、買える経済状況、そして、たぶん年齢も、買ってもいい頃に来たはず。多分、ここで買わなければ、日本では買わない。母親が言っていた、いつかあんな格好で帰ってきてね。キコ様、マサコ様のような服装はマネできんが、靴くらいは、できるだろう。残り滞在時間3分。よし、買おう!お買い上げ。そう決め、店員さんに申告する。レジまでご一緒にと促される。店員さんが、値段をレジに打ち込む。250(ユーロ)-50%=125(ユーロ)?・・(;゜O°)σ ハッ…!!!!最初、店員さんの打ち間違いかと思ったが、これは、紛れもなく、バーゲン品。そう、この国は、毎年日本と一緒、1-2月と7-8月はバーゲンシーズンと聞く。ほとんどの店舗の前には、「セール」と書かれたポップが打ち出されていたけど、ここ本店には、何も出てなかった。店内に飾ってある値札にさえ、○%offとかって書いてなかったから、つい、この値段だと思っていたら、なんと!!!!片足分の値段で、両足買えた!50%オフですってよ、奥さん!!今日日、普通の靴でも、卑弥呼とかicbとかさー、定価18,000円とか20,000円するよね。そんな中、16,800円で、フェラガモ購入しちゃった♪滞在時間終了。半額なら、半額って言ってよね。そしたら、そんなに迷うこともなく、もう一足くらい、バックもつけて考えたかもしれないのにぃー。って、もう時間ないだろ。思わず、お買い得品をゲットできたシアワセに、動転して一人ノリツッコミする私。ホント、キミ、ブランド買える年齢になったの?続いては、バック in ヴェニス。いよいよ、真打ちです。ブランドのバックといえば、やはり不動の名作「ヴィトン」でも、ここは、イタリアだし、ってか、ヴェニスのヴィトンに行ってみたんだけど、結構混んでいて、値段のないカタログを見て、指定したものを店員がバックヤードから持ってくるという丁寧ぶりに、ちょっとばかり引いちゃって。フェラガモはラッキーだったからよかったけど、やっぱり、定価は痛いよな。。定価で、ヴィトンのバック1つ買うか、バーゲン半額狙いで、別のブランドのバック2個買うかといったら、やっぱり、庶民の私は後者でしょ。と、ヴィトンは「本店で買いましょう第2弾」の次の目標にして、別の店へ。「フルラ」を発見。何度も書くように、ブランドブランドしいバックには興味のない私。じゃ、どんなバックならいいのか。と一時期探したとき、このフルラならいいかもと思ったのがキッカケ。色使いが原色ピンクとか黄色とか派手にあるけど、黒や茶などの落ち着いた色は、シンプルでいい。そう思っていたので、どれ、どんなものか?と店内に入る。そこで、自分の意図していない(買う予定のない)小さなハンドバックを発見。会社に持っていくには、小さすぎるが、ちょっとしたお出かけや、パーティーなんかには、いいサイズ。どれどれ、おいくら?と見たら、なんと、40%オフで、日本円で1万5千円弱。おっと、これは、「買い」なんじゃない?うーん。でも、どうしようかなーと悩むこと1分30秒。よし、買おう!と思って、レジに行くと、「この商品は今日から60%オフになります。」(ノ゚ο゚)ノ おぉぉぉぉ。フルラのバックを1万円切って買えた!!と、ここで私のタガが外れてしまった。そして、いよいよ、本日のメインイベント。Gucciへ!!実は、5年前。ヴェニスを訪れたときに、このGucciに寄った思い出があります。私が、初めて入ったブランド店。時間もなかったので、ぐるっと見回して、へぇーこれがグッチか~。と納得して帰っただけだったのが、5年を経ての再来です。お店に入る。「セール」の文字を確認。ぐるっと店内を見回す。うーん。どうしよう。これといって、これだ!!と惹かれるものがない。いき勇んだだけに、不発か。。と、思い、バーゲンの棚を見る。原色が混ざった色のバックが目を引く。一見して、グッチに詳しくない人は、たぶん、これをグッチだとは認識できないくらい、ブランドは主張してない。手に持って、鏡に合わせてみる。これ以外、この店でピンと来たものは残念ながらない。買おう!と決めてきたのに、このまま、買えるのもシャクだし。どれどれ値段を。。。半額だ!!で、こっから、税金分が返金される。バックとしては、半額であっても、私の中では確かに高額。日本で買ったら、いくらくらいするのかな。。でも、この値段で買うことは、きっと出来ないだろう。うーん。。再度悩む。この辺が、やっぱり、庶民を抜け出せない証拠。ブランド店に入って、ふらっと、値段も見ないで、「これとこれ下さる?」なんて買い方、きっと一生かかっても出来ないだろうな。。と、現実を思い知る。よし、買おう。初めての、ブランドのバックお買い上げ。店員さんが、あのグッチの布袋にグッチのバックを入れてくれる。黒い袋でグッチグッチって書いてるやつ。テレビか質屋で飾ってあるのでしか見たことないや。それだけで、ちょっと感動。この歳で、ブランド物のバックごときで感動するなよ。って思われても、私の中では、ようやくここまでこれたっていう一つの節目みたいなもので、これを持った瞬間、バックに負けない、ビジネスパーソンになろうと、ココロを新たにするのでした。★後日談。その1★帰国して、ネットで、自分のグッチのバックが、定価でどれくらいか調べてみた。(つくづく貧乏性)定番のバックとはかけ離れているので、探すのは困難だったけど、ついに発見!その後、ブランド品のカタログでも発見したら、それは、なんと、今年の「新作」だった。価格は、v(≧∇≦)v 定価の3分の1以下で購入してました♪★後日談。その2★8月に友人の結婚式でちょとだけ帰省したとき、会社を半休して、そのまま空港直行だったので、スーツにその日初めておろしたフェラガモの靴で飛行場へ。金属探知機のゲートをくぐった矢先、ピンポーン!!え、なんで?引っかかりそうなベルトもしてないし、携帯や所持品はカバンの中だし、、、警備員さんに靴を脱ぐよう支持され、スリッパで通りなおすと、そのままスルー。警備員さんが別途靴だけ、金属探知機に通す。「あのー。ピンポンってなったのは、靴のせいですか?」恐る恐る聞いてみる。「そうですね。たまに、靴は、型崩れしないように、そこに金属板が入っていることがあって、それに反応してしまうんですよ。」おぉぉぉぉ。さすが、天下のフェラガモ様。高級な靴は違う!箱を開けて、片足ごとに布袋に丁寧に入っていた時点で仰天したが、底に金属入った靴なんて、履いたことないぞ!すごいけど、でも、いちいち止められるのは面倒くさいから、飛行機乗るときは二度と、フェラガモではこないで置こう。ヽ(ー_ー )ノ