退職願
先週、上司と退社日について相談し、今日、上司に退職願いを提出しました。昨夜、家で、書こうと思ったら、真っ白な紙がなかったことに気付き、今日ちょっと早めに会社に来て、会議室で書いた私^^;先日、実家に帰ったとき、親戚連中が帰った後、1日多くいたのは、この件を親に話すためと、いつも9月に夏休みをとって帰省するのですが、それが、今年はできないため。昨日までの賑やかさが嘘のように静かになった、昼食後、「あのさ、仕事辞めるわ。」と、おもむろに言ってみた。まぁ、こう切り出すと、通常、親の観点は「辞めてどうするのか」「え?辞めてどうするの?」と、しごく、当然の反応。「辞めるな」とか、ましてや「北海道戻ってくるの?」なんて、到底、聞くような親じゃない。思っていても、いわない親。「辞めて、別の会社に行く。」「おう、そうか。良かったな。」と、父。「おまえは、その場にとどまらず、今風に仕事を変えて、上へ上へと行くんだな。」と、自分の想定以上の理解を示す父。「あんたは、まだ、苦労するんだね。」と、母がつぶやく。「今の仕事も大変そうだけど、環境を変えてまた、苦労する道を、あんたは、選ぶんだね。」と、母。いい年の娘が、「結婚する」といつ言い出すか、内心ドキドキしている両親に対して、報告があると言って、結婚ではなく「転職」母が今の私の年には、もう私がいた。家庭に入る苦労ではなく、あなたは仕事をしていく苦労を選ぶのね。と、母は、あんに言う。「いいんでないか。みちは、そうやって、上を目指そうとしてるんだから。」と、母を諭す父。この田舎で、4大に行った私は、その時点で「普通ではない」とささやかれた。女の子が4大に行って、何をするの?しかも、北海道内ではなく、東京?(本当は千葉だけど)学者の先生にでもなって、帰ってくるのかい?その時は、まだ、「いつ帰ってくるの?」みたいなことを聞かれることもあったけど、卒業後、もう一つ学校に行った時点で「普通ではない」から「変人」に昇格した。^^;この子は、もう、この町には、戻ってこないだろう。誰も、もう「いつ帰ってくるの?」とは、聞かなくなった。特に田舎は早い。同級生が、みんな結婚して、子どもを産んで、離婚して、再婚して、「家庭の幸せと苦労」を繰り返しているさなか、また、別の「仕事の苦労」をしようとしている娘。理解を示す父と、心配する母。今日、退職願を、提出するとき、ふと2人の顔が浮かび、「私は、もう少し、苦労しますよ。」と、つぶやいた。