行きつけ
オトナになったら行きつけの店を作りたい。と、思っていました。お店に入って、「よっ、みちちゃんいらっしゃい。いつものでいいかい?」みたいなことを言われて見たかった。オトナになってみて、気がついた。 人見知りするあたしに新しい店に一人で入れるか→勢いだなメシは自分で作るので、定食屋とかはありえない→酒ならいけるだろその街に住んで、その街で「行きつけ」ができると地元のコミュニティもできるだろう。そう思っていました。引っ越してきて1年後。ようやく、勇気をふりしぼって、地元のJAZZバーに行った。マスターにも店の人にもよくしてもらい、自分の思いどおり、「みちちゃん。いらっしゃい。」ということにもなったし、酒も言わなくても大体「これでいいかい?」くらいは聞かれるようになりました。でも、昨年、仕事が超忙しい時期に入り、まったく行けなくなってから、ヒマになっても行くことはなかった。不満は2つ。■つかれる■コストがハッキリしない疲れるというのは、まぁ、一人でのみにいくわけなので、他の客を紹介してもらって、話すのですが、「私は、ホステスか?」と思うくらい気をつかわなければならない時がありました。何故、お金を払って、気をつかわなければいけないか。会社で精一杯、神経つかって、飲みに来ても神経つかわなきゃいけないなんて。。もう一つは、お金がハッキリしない。3杯飲んだときも、1杯飲んだときも一緒ってどういうこと?メニューなんてあってないようなもん。そのアバウトさが、フラストレーションをためる結果となった。もう、行かない。行くのをためらうようでは、行かないほうがいい。それから、数年。下町は、おっさんの酒場には事欠かないのですが、私が一人で入れそうなところは非常に少ない。一件。ちょっと行ってみたいところがあった。昼間はcafeっぽさがあって、夜はお酒が飲めるようなところ。でも、やはり、初めての店に一人で夜に入ると言うのは、勇気がいるものです。何度か、行こうと思い断念を繰り返していたのですが、先週、思いきって行ったら、残念貸切。そして、今日こそは!といったのですが、やはり、入れない。そこで、ふと、となりにBARがあることに気がついた。今まで、まったく気がつかなかったや。あれだけ、cafe風の店に入るのをためらっていたのに、漫然とBARの扉をあける私。バーテンさん(おせっかいすぎなさがGood) ★★★客層(地元民が集まっている!年齢そうちょい高)★★値段(ちゃんと、メニューどおり) ★★地元民が集まっているので、まさに私の理想としていた、コミッティの場としてのBAR。店の人も、過度になりすぎず、話が面白い。ようやく、私の「行きつけ」がみつかりそうです。