♪ むらさきに濡れてけぶりし栴檀のかすみゆきたるふるさとの山
雨上がりの朝、栴檀の花がけぶるように咲いています。
こんな朝は心もしっとりとして、もう面影もないほど変わってしまっただろう故郷を思ったりします。
知る人はもう誰もおらず、魚取りをしたあの小川も蜂に刺されたあの山も、今はもう幻となっています。
「栴檀は双葉より芳し」---栴檀は発芽したころから芳香を放つことから、優れた人物は、幼いときから他と違って優れている---という諺がありますね。
ところが、ここで言う栴檀はこの栴檀のことではなく、白檀(びゃくだん)ことを指すのだそうです。
白檀は別名を栴檀と呼ぶんだとか。ややこしい話です。
♪ 栴檀は雨にけぶりてむらさきのふるさと遠く暮れゆくころか
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「日歌」が千首になった記念に「ベスト百」を皆さんに選んで頂いています。貴方もお好きな短歌を選んでくださいませんか?
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最終更新日
2020.02.21 14:30:37
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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サイド自由欄
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
「アーカイブ」
◎ Ⅰ 短歌
◎ Ⅱ 知っていて損はない話 健康と生活編
◎ Ⅲ 興味深いこと
◎ Ⅳ 興味深いこと パート2
◎ Ⅴ 自然界 地球 異常気象など
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