♪ 煙突を掛け昇りゆく水蒸気
雲に連なり
生きろ生きろと
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無風の朝の空に、火力発電所の高い煙突から水蒸気が、雲に連なるように立ち昇っていた。
モクモクと上昇し続ける真っ白なその姿は、生命感に溢れ、”ちゃんと生きろ”と言っている様に見えた。
この煙突からの水蒸気は、真冬の厳冬期にその勇姿?を見せ、新年を祝うがごとく立ち昇る姿に元気が貰える気がするのです。
空気中の水蒸気が凝結(凝縮とも言う)されて液体(水)になるか、凍結(凝固)または昇華されて固体(氷)になることで雲が作られる。
雲を作る雲粒は、空気中に浮かぶ塵やほこりなどの雲核つくられる。そのため、雲核が多いと水蒸気が凝結(固)しやすくなり雲は発生しやすくなるという。
雲は簡単に作る事が出来るらしい。密閉可能な容器の中を少し濡らし、線香の煙などの凝結(固)核を充満させて密閉し、ポンプなどで気圧を下げると、減圧冷却によって中の温度が露点(凝結が始まる温度)を下回って凝結をはじめ、雲ができるという。
熱湯から立ち上る「湯気」、ドライアイスや氷から流れ落ちるような白い冷気、冬の寒い日に白くなる吐いた息、工場や排気などから出る白い蒸気なども、人工的に作ることができる雲だといえるそうだ。
雲粒ひとつひとつに働く重力や下降気流による力と、雲粒ひとつひとつを支える上昇気流による力がつりあうことで、雲は大気中に浮かぶ。雲粒が大きくなって重力が増したり、下降気流の力が大きくなると、雲粒は雨粒や雪の結晶として落下することとなる。
上昇気流が強い場合は、上昇や落下を繰り返すうち、雨粒や雪の結晶同士が衝突してさらに大きな粒となって落下する。また、上昇や落下を繰り返すと霰や雹などの大きな氷粒になり、氷粒同士の衝突で静電気が発生し、それが蓄積されて雷の原因になる。
雲が浮かんでいられるのが不思議ですが、上昇気流がそうさせているんですね。
因みに、ずっと浮かんで見える雲も、大きさが0.02mmほどの小さな雲のつぶは、1秒間に1~2cmという非常にゆっくりした速さで落ちているんだそうです。あまりにもゆっくりであるために、落ちないで浮かんでいるように見えるだけなんだとか。
富士山に出来た非常に珍しい雲
雲は色んな表情を見せてくれ、その時々に心を刺激したりなごませたりしてくれます。
季節によっても違うし、見る場所によっても違う印象があります。
朝焼けや夕焼けに染まった雲や、真冬のおぞましい様な黒雲、飛行機雲や羊雲など、雲を眺めていると本当に飽きない。
空と一体になってになってこその雲って感じで、雲を眺めるのは好きですね。
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◆2011年1月2日からは「楽歌TNK31」と改題してスタートすることにしました。
2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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最終更新日
2018.11.15 18:15:17
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プロフィール
sunkyu
日本の四季と日本語の美しさ、面白さ、不可思議さ、多様性はとても奥が深い。日々感じたことを「風におよぎ 水にあそぶ」の心持ちで短歌と共に綴っています。 本業は染色作家
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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