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2018.11.09
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カテゴリ:みそひともじ

♪ 口当たり楽しむ内に毒が回る知ったかぶりの私の末路


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 「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」著者・矢部 宏治
(講談社現代新書 907円) が、2017年8月17日に刊行されている。未読

 首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」は、米軍と日本の官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としているという。
 3つの「裏マニュアル」ともいうべき最高裁の「部外秘資料」検察の「実務資料」外務省の「日米地位協定の考え方」を参照しながら、日米合同委員会の実態と対米従属の根幹に迫り、日本における「真の権力構造」を徹底解明したもの、となっている。

「なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟」
著者の「矢部 宏治」が解説している。


矢部 宏治 1960年、兵庫県生まれ。
慶応大学文学部卒業後、(株)博報堂マーケティング部を経て、1987年より書籍情報社代表。

 私たちの未来を脅かす「9つの掟」の正体、最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」。
 内容は、
   第1章 日本の空は、すべて米軍に支配されている
   第2章 日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある
   第3章 日本に国境はない
   第4章 国のトップは「米軍+官僚」である
   第5章 国家は密約と裏マニュアルで運営する
   第6章 政府は憲法にしばられない
   第7章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する
   第8章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う
   第9章 アメリカは「国」ではなく、「国連」である
   追記 なぜ「9条3項・加憲案」はダメなのか


 
4コママンガでも解説している。(クリックで拡大します)










 こうい著書を出す目的は、沢山売って儲けることと自分の意見を広く知らしめることにある。その本心を見据えて裏の裏まで読み込むようにしないと、著者の作戦にまんまと引っ掛かる。
 この本には多分に誇張があり、強引な論旨でまとめるような傾向も見られるらしい。

 【著者の狙いはずばり、世の「リベラル・左派」を「改憲派」に転向させることにある。矢部宏治を「リベラル」には数え入れない。矢部は著書で自らの正体を隠しているのではないかとの疑念を私は持った。矢部は最悪なら孫崎享と同じ右翼、良くてもせいぜい「保守」だろう。】という意見。

 【矢部氏は、多くの憲法学者と同じように「マッカーサー三原則」を強調するが、将来にわたる軍隊の保持の禁止は、GHQ内部での議論の段階ですでに削除された考え方だ。
 日本国憲法典を反米ナショナリズムの政治的イデオロギーにしたがって解釈するのではなく、憲法典が調和することを予定している国際法の原則にしたがって解釈すべきだ。矢部氏の著書の実質部分を、誇張と扇動を切り落として読み込めば、本当は、そのような見解が出てくるはずである。

 矢部氏が言うように「日本の空は、すべて米軍に支配されている」といったほど、その条約上の権利が行使されているわけではない。
 指揮権についても密約があったと言う。自衛隊が、専守防衛の原則にしたがって、数々の米軍との共同行動を前提にした仕組みを持っている事は、周知の事実である。あまり非現実的な民族主義的主張をしても、自衛隊を機能不全に陥らせるだけだ。

 矢部氏は「保守派」を糾弾するが、むしろ護憲派憲法学者こそが、砂川事件最高裁判決の意義を貶めるために、あれは統治行為論だった、という宣伝を行ってきたのではないか。などなど(篠田英朗・東京外国語大学教授)】という意見もある。



 自民党の構想では、「世論や公明党に理解の得られそうな条項」で憲法改正を国民に「試食」させたあと、第2段階で「9条改憲」を行うという段取りになっているらしい。
 巧妙な形で少しずつ規定事実を積み上げていき、気が付けば何の疑問も抱かないような状態に持って行く、というのが政府のやり方の一方にある。
 政治家が失言を装って口に出し、ごめんごめんという顔をして「サブリミナル手法」のように、国民の心の中に毒をしみ込ませていったりもする

 怖いのは「大勢順応という時代のわな」という風見鶏的で自己主張のない大衆の、無自覚で無責任な行動だ。
 知識を得るのは大事だが、自分の頭で考えてちゃんと咀嚼した上で飲み込むようにしない、知らないうちに飛んでもないことに巻き込まれる。
 イギリスのEU離脱もジャスミン革命も、その後を見れば明らかなように・・。







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最終更新日  2018.11.09 09:57:33
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◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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