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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2018.12.27
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カテゴリ:花・生物

♪ 節々に夢をはぐくみ高みへと竹のごとくに真っ直ぐにゆけ


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 何でもやりたがりのN氏は、竹を使って庭のアプローチ部分をイメチェンしようと思っている。取りあえずその竹を伐りに行くと言っていた。知らない人の竹林で好きなように伐っていいと聞いていて、遠慮なく伐らせてもらうんだとか。



 中へ入って見れば、竹林と言っても奥行きのない小規模のもので、荒れ放題。混んで生えてるところとスカスカのところがあり、色んな人が好き勝手に伐っていくらしい。そんな野放しの、勝手に伐っても誰も文句を言わなさそうな竹藪が、市内のあちこちにある。


 
反ってないのを選んだはずなのに1本だけ反ったのが混じっている。

 交差した枯れ竹や伐り残した幹、切り株などがあちこちにあって、まともに歩くことも出来ない。オッサンの覚束ない足で蹴つまずきながら、四苦八苦してめぼしい竹を探す。
 何という竹なのか分からない細めの竹なので、非力なオッサンでも小さな竹挽きノコで造作なく伐れる。細くてもけっこう肉厚で、真竹ではないらしい。彼は自然素材の「竹」に魅力を感じているわけで、竹の種類なんてどうでもいいようだ。

 伐ることは簡単でもそれを引き出すのが一苦労。長いものだと6-7mはあって、奥行きがなく土手がせり上がっているので閊えてしまう。足元は悪いし行く手を遮るもの数多。竹と竹の間へ通して、無理やり方向を変えながら強引に引っ張り出す。それを何度も繰り返すのだからそりゃあ草臥れる。
 細いのでなんとか出来たが、孟宗竹だったら重いし太いしで、一人では絶対に無理だ。


 
若い竹が1本混じっている。使わない方がいいかもしれない。

 2mカットで7倍の長さ、高さは4段に重ねるぐらいを想定していて、半割りのものでいいと考えると14本要る。天の部分だけは一本丸いままのを使うとして、細めのものが7本要る。
 ちょっと小洒落た感じにしたいだけの彼は、本格的な竹垣を作るつもりなど毛頭ない。しかし彼の事だ、気が変わるかもしれない。行き当たりばったりの無制限一本勝負。足りなければまた伐りに行けばいいと思っている。


 伐採した竹材はそのままでは腐ったり、虫が入ったりする。これは竹の表面上にワックスの保護膜があり内部の水分蒸発を妨ぐため、水分がこもってしまうために起こるらしい。この表面のコーティングをはがしてやれば腐りにくく、長く使える竹ができるといわけだ。
 そのをワックスを取り除くのに「油抜き」ということをする。油抜きした竹はツヤが出て、表面の色が薄く茶色になる。それを天日に干せば白い美しい竹になる。緑色が残っているものは長持ちしないという事だ。
 プロの手順は次のように行われる。
  ① 伐採した竹を2、3か月陰干しする。
  ② 木灰を竹の表面に塗ったり、竹の下から熱を加えたりして油を抜く。
  ③ 油抜きした竹を布で磨く。(節に残った油も丁寧に拭き取る)
  ④ 天日干しをしてムラをなくす。


 油抜き以外に、竹の節に穴をあけるという方法もある。穴をあけることで竹の内側が乾燥しやすくなるというわけだ。屋外で立てて使う場合、節を抜くことで水がたまるのを防げるし、割れを防ぐ効果もあるらしい。
 竹が短くて数本しかない場合には、煮る、炙るなどの方法もとられる。


ストーブをアレンジしての油抜き。

 こんな風にやる人もいるようだ。火が直接当たると焦げてしまうので、遠火でやるか、間接的に加熱するようにするわけだ。
 油抜きは、単に乾燥させるだけではなく、汚れを取って斑なく美しい竹に仕上げる意味もある。上部に使う竹は当然、節を抜くか油抜きをする必要があるが、半割にする分も美しいものにするにはやった方がいいのかも知れないと、彼はちょっとその気になりかけている。
 さて、どこでどうやる?







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最終更新日  2018.12.27 12:05:13
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◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
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