伐採した竹材はそのままでは腐ったり、虫が入ったりする。これは竹の表面上にワックスの保護膜があり内部の水分蒸発を妨ぐため、水分がこもってしまうために起こるらしい。この表面のコーティングをはがしてやれば腐りにくく、長く使える竹ができるといわけだ。
そのをワックスを取り除くのに「油抜き」ということをする。油抜きした竹はツヤが出て、表面の色が薄く茶色になる。それを天日に干せば白い美しい竹になる。緑色が残っているものは長持ちしないという事だ。
プロの手順は次のように行われる。
① 伐採した竹を2、3か月陰干しする。
② 木灰を竹の表面に塗ったり、竹の下から熱を加えたりして油を抜く。
③ 油抜きした竹を布で磨く。(節に残った油も丁寧に拭き取る)
④ 天日干しをしてムラをなくす。