♪ 捨て猫か鳴き、止み、鳴きて畑すみに日の昇り来てこころ重たし
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先日、製本に使うために注文してあった紙が揃ったというので、名古屋の平和紙業(ペーパーボイス VELLUM)まで取りに行ってきた。2日で入ると思っていたが4日もかかった。在庫が無いものは小牧の倉庫から取り寄せる必要があり、便の都合でそうなったらしい。
しかし、雨がかなり降っている。車から家まで少し距離があるので、その間に濡れる恐れがある。紙は湿気に弱いしもし濡らしたりする歪みが出たりして具合が悪い。
四六判の全紙なのでそのままでは運びにくい。軽く巻いてもらい、持参した大きなビニール袋に入れて持ち帰った。なんとか濡れることは避けられた。
中断していたものの続きではあるが久し振りの作業なので取りあえず1冊だけやって小手調べ。案の定、とても手際が悪い。寸法違いなどしたり、見返しの接着に皺が出たりして敢え無く撃沈。
糸綴じ溝なしのハードカバー。一応はこんな感じで・・。
開きやすいようにホローバックにはせずフレキシブルバックにし、シンプルな構造に。本体は真四角で、ハンドバッグに入るサイズを想定してペンも収納できるようにしてみた。ソフトカバーの方が使いやすいかも知れないが、ペン収納部分が型崩れする恐れもあるので迷う。
久し振りにやってみて以前とは違うアイデアが浮かび、今まで気付かなかった新しい発見があった。新鮮な感覚で客観的になっているのだろうか、こだわりが消え視野が広がっている感じ。何もしていない間に人は案外成長しているということだ。
間が開くということが決してマイナスばかりではないという話を、前日の展示会場でしていたばかり。
今回は、余った紙で作った短冊状のノートも同じようにサンプル仕上げしてみた。
本体の横幅は上のノートと同じで高さが4cmほどしかない。ウォーキング時に持参し、短歌でも詠んでメモするような使い方を想定したもの。
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