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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2019.09.11
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カテゴリ:ねこ

♪ 八年前のホームビデを見るごとく仔猫が窓の外で鳴いている


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 連日の熱帯夜。湿度も高くこりゃあ東南アジアそのものという有様だ。しかし、ようやく脱出できる日が近づいて、明日の木曜日までの辛抱らしい。


5時半頃の空。見るからに暑さを感じさせる雲だ。


 捨て猫か迷いネコが隣家の庭で鳴いている。朝、二階から見えていた子猫は何かを見つけたらしく、ジッと見つめて動かなかった。その様子は落ち着いて見え、飼い猫の子供かと思っていた。



 しかし、午後になって窓の外でヒーヒーか細い声で鳴いている。カミさんが気付いて呼ぶと近づいてきた。飼い猫の仔かと思ったがどうもそうじゃないらしい。あまりに痩せていて腹ペコ状態らしく、餌を求めて鳴いているのだ。カミさんは見てしまった以上放っておけない。餌を与えてしまった。

 息子の家では、飼っている子猫が家を空ける時に一匹にしておくのは可哀想だと、常々言っている。そういうこともあってのカミさんの行動だったようだ。孫を預かる日だったので一緒に見ていて、「家に連れて帰りたい」と言いだした。「パパとママに確認しないとね」
 エサ与えてしまった以上、もうどこにも行かずに居座ってしまうかも知れない。腹がふくれたので取りあえずどこかへ行ったようだった。


息子の家の保護猫 連れてきて間もない頃

 人間の身勝手。“上から目線の思いやり”というか、人道的な優越感から来るやさしさ。自然界には理不尽な出来事や災いが満ち溢れているし、野生の動物の世界にも艱難辛苦は付きまとう。我々は、人間だけが心を持っていて慈悲と犠牲的精神に裏打ちされたもの。博愛のもとに生態系の頂点に生きている偉大な存在と思い込んでいる。
 人間ほど残酷な生き物はないし、身勝手で自己中心であることを自覚しないまま、都合のいいように物事を解釈する傲慢な偽善者に他ならないのだが。

 動物をかわいがることも、その実態は自分のためにしている自慰行為で、自分の心を満たすために利用しているに過ぎない。人間は、人間界に無いものをペットに求めている、哀れでか弱い存在なのかも知れない。
 しかしまあ、それで救われる生きものもいるし、守られる命もある。


外で遊ぶピピ
 
 外で過ごした経験のある猫は、飼い始めるとやっぱり外へ出たがる。今飼っているピピがそうだ。家の中だけに閉じ込めておくことが出来ない。
 今回の迷い仔とほとんど同じくらいの時に、同じように窓の下で鳴いていたのを次男が家の中に入れてしまって飼うことになった。幸いなことに我が家はそれ以前にも猫を飼っていて、自由に外へ出してやっていたので抵抗なく飼っている。

 
飼い始めて間もないピピ。ギンに抱き着いて甘えている

 弊害と言えば、三代目のギンちゃんが賢い猫で勝手に網戸を開けて出入りするので、夜中に蚊に悩まされることがしょっちゅうだった。サッシの重いガラス戸でも平気で開けて自由に出入りする。猫用の出入り口が設置できなかったのでしょうがないのだが・・。

 
左はピピが来る前のアンリで、途中から居なくなった。
右は高齢になったギンで、スリッパなんか載せられて・・

 息子の家は完全に家飼いで、一歩も外へ出していない。そこに、この風来坊を連れて行って一緒に飼い始めれば、なにかと問題が起こるだろう。それを考えると簡単に「じゃぁ、飼おうか」という訳にはいかない。
 また、猫だってみんな違う個性を持っているし、相性の問題もある。どんな癖を持っているか、どういう気質の猫なのかは全くの未知数で、飼ってみないと分からないのだが・・。


 こんなことを書いている間に、カミさんがちゃっかり餌を与えていたらしい。ピピも近づいて網戸越しに鼻を突き合わせたり、子猫が身を寄せて来たりして、まんざらでもなさそうなことを言う。本当は自分が飼いたいのだ。
 そうそう、ピピを保護したのも8年前の9月18日だった。小雨の降る午後、家にいた次男がソファーに座って、その猫を胸に抱いて嬉しそうにしているではないか。プライベート・ペットにでもするかのように勝手に飼う事を決めている風で・・。






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最終更新日  2019.09.11 15:06:23
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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