♪ 柿に烏雀目白に鵯(ひよ)椋鳥つぎつぎ変わるとりどりの声
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先ず最初にやって来たのは、まだ青い頃からやって来て「わしらのもんじゃー」と野太い嗄れ声で、アミン大統領ばりのモノポリー宣言していた通りハシボソガラス二羽。
大きな図体ではさすがに枝先の最初に熟した実には手が出ない。他の実を食べている間に、ヒヨドリやスズメがこれ幸いに食らいついていた。
ムクドリは木の上の方の実を啄むので、枝葉に隠れるようになって上手く撮れない。メジロも小さいし保護色なので撮ってもどこに居るのかさっぱり分からない。
ムクドリは、集団でバラバラッとやって来て忙し気に啄んでいたかと思うと、物音に反応しパッと飛去っていく。その点ヒヨドリは鷹揚というか図々しいというか、食べ終わると上の電線に移ってピーヨピーヨと縄張り宣言していたりする。
朝と夕方前が一番賑やかだが、日中でも腹が空いている奴らはやっぱりやって来て、食欲の秋を謳歌している。その野鳥の姿を身近に観察しているこの場所は、自然界と繋がるポータルエリアでもありバリアレスゾーンでもある。
庭の持ち主が変わって、この柿の実は来年以降どうなるか分からない。
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