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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2020.06.18
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カテゴリ:花・生物

♪ ひとしきり啼き叫びたる親鳥のきっぱりと知る別れの砌(みぎり)


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 今朝の5時半ごろ、カラスとヒヨドリがけたたましく鳴いていた。何事かと外を見てみると、電線に四羽が付かず離れずの距離で止まって啼いている。何か異常事態が起こっているらしい。



 急いでカメラを構えると、一羽のヒヨドリが急降下して何かに攻撃しているのが目に入った。屋根の庇で見えなかったものが、突然視野飛び込んできた。アランだ。
 ヒヨドリがアランに攻撃を仕掛けている。それを迎えて立ち上がるアラン。



 すると、そばでヒヨドリの幼鳥がパタパタッと力なく飛びあがた。アランがそれを追う。
 どうやら巣離れしたばかりの幼鳥に、親がえさを運んで来たところだったらしい。何らかの理由で下に降りた幼鳥をアランが襲ったようだ。先日は遠くで鳴くカラスをじっと観ていたアランだ、絶好のチャンスだったのだろう。

 再び、庇の陰に入って見えなくなったので急いで階下に降り、塀の上から覗いてみる。と、アランが上を警戒しながら、身を小さくしている。そして、その前にかなり弱っているらしい幼鳥がジッとうずくまっている。



 木に止まっていた親鳥が何度も急降下を見せるが、どうにもならない。
 カラスは、幼鳥を横取りしようとしていたのかも知れないが、私の気配を感じてどこかに行ってしまている。二羽のヒヨドリの警戒音がピーピーと、けたたましく響きわたってかなり喧しい。

 卵を交代で温め、せっせと餌を運んでようやく巣離れまで育て上げた矢先のこと。親鳥の立場になってみればこんな残酷なことは無い。人間はもっと残酷なことをしていると思えば、一過性の後腐れのない動物の仕業をあまり咎められはしない。
 
上を見ると電線のヒヨドリは餌を咥えている。

 30分ほどして静かになったので、再び塀の外を覗いてみるとアランの姿はどこにもなく、幼鳥も消えていた。どこかへ運び去ったらしい。この間、アランは一切声を出さなかった。


 動物のドキュメンタリー番組を観ていていつも思う。餌を求めて攻撃する側が主人公として番組が進んでいくのを、喰われる側の視点で観ているとそれは残酷物語でしかない。食うか食われるかは野生動物にとっては日常茶飯事の事。食う側を主人公にして人間的な情を乗せて作られているそれらの番組が、アメリカの戦争映画を観ている様で落ち着かない。

 たまに食われる側に視点を置いて構成されていることもあるが、人間が勝手にコメントを入れて人間の尺度で都合のいいように作り上げているのがなんだか不遜な感じがして仕方がない。
 

 飼い猫とは言っても野生の本能は失ってはおらず、野鳥にしても敵だという事は分かっているはず。運悪く捕まって喰われてしまうことがあっても仕方のないことだ。でもしかし、そうは言ってもやっぱり気が引ける。
 餌付けしている鳥を飼い猫が襲うなんて・・。人間が介在している以上自然に反しているわけで、なんだか複雑な気持ちになる。






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最終更新日  2020.06.18 14:43:53
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