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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2021.04.25
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カテゴリ:残念なこと

♪ クロケシツブチョッキリを見て腹を立て
テレビを点ければまた腹が立つ

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 民主党が政権を奪ってさあこれからという時に東日本大地震があり、津波で原発が破壊されるという大惨事に見舞われ、あえなく撃沈した時と、今の菅政権は非常によく似ている。
 奇しくも名前まで、菅(直人)内閣と菅(義偉)内閣と一緒というのも何か運命的なものを感じてしまう。

 しかし、民主党は経験が無かったところへの不慮の惨事だったけれど、自民党はそうではない。民主党の後を、ふたたび返り咲いて兜の尾を締めて立て直したのは、過去の実績があるからこそのことで、却ってやり易かったことを思えば当然のごく当たり前のことをやって来たに過ぎない。

 トランプに煽られて強権を恣にやりたい放題してきた、安倍晋三の腰ぎんちゃくとして政権の力を自分の力のごとく振り回してきた菅官房長官。しかし、その実力はただの竹光だったことが露呈して、こんなポンコツとは思わなかったと揶揄されていたりする。

 人の意見を聞かないのは安倍譲りというより、自信がない者のする自己防衛本能だろう。気に入らない者、邪魔なものを排除して自分を誇示するのは金正恩となんら変わらない。孤立してなお人の意見を聞かないと思いきや、人のせいにするにはどうしたらいいかを部下に打診し、判断力がないために決断がなかなか下せない。

 非を認めないのも自信のなさの表れだ。具体性が全くない答弁と、メモを読まないと答えられないのもすべて繋がっている。国のリーダーには相応しくないと皆が思っているが、一番期待していた二階幹事長さえも今は臍を噛んでいるんじゃなかろうか。

 この未曾有のコロナ惨事は、完全にはコントロールできない原発事故と同じで終息のめどさえ立たない。そういうものが力のないところを襲うという現実に、神様はいかにも根性が悪いと思う。試練を与えて進歩することを願っているのだとすれば、確かに弱い立場の市民は如何に自己防衛すべきかを思い知らされている。弱い者は淘汰されてしまう。

 無能な政治そのものもまさに災害に匹敵する。でも、災害の多い国に住んでいる日本人の忍耐強さと相互扶助で、その国民性を如何なく発揮し、耐えに耐えてこの試練を乗り越えようとしている。政府なんか当てにならないとずっと思って生きてきた。この国を支えているのは庶民の力によるものであって、政府はその力を利用しているに過ぎない。
 そのことを思い知らせてやりたい。

 この状況の中で民放テレビは相変わらず、「デカ盛りハンター」なんていう馬鹿な番組を放映している。その無神経さはどこから来るのか。食べるにも事欠く人がたくさんいて、貧困がじわじわと広がっているこの非常時にだ。政府の無神経さと何ら変わるものではない。





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最終更新日  2021.04.25 11:38:46
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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