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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2021.05.19
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♪ 「本当にオオカミ少年がやって来た」眼を輝かしつつ声を震わす

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 “神とは、「水」のような存在なんじゃないか” という思いが、啓示のごとく降りてきた。一定の姿かたちがあるわけではなく、感じる側にどう見えるかはその人のスタンスや状況によって大きく変わってくる。

 固体になったり液体になったり、蒸発して雲にもなれば、雨にも雪や雹にもなる。高きから低きに流れ、ほとばしることもあれ飛び跳ねたり荒れ狂うこともある。小さな器にも湖や大海にまでにも、どんな形のものにも身を委ねる事ができ、常に水平を保って頑として揺るぎず、静止を保ちつづけもする。

””

「神に仕えるということは、その自由奔放な有様を受け入れて、自らも同調していくことを喜びとし、心を委ねて安寧を得ながら、無条件に精神を解放してゆくこと」というようなイメージ。

 そんなことを思ったのは、敬虔なクリスチャンの古い友人(一回りほど若い)女性が作品展の喫茶ギャラリーに来てくれ、身辺に起こっている新しい展開を眼を輝かせながら話してくれたことにある。その必然的な何かを、自分の意志とは違うものに導かれていると自覚し、神の力に頼るというのではなくどうしたら神が喜ぶかを考え、真摯にそして謙虚にこころを震わせている。

 その様子を見ていて、無信仰の私に「信仰っていいなぁ」と思わせてくれる。新しいその事業計画書作成に心血を注ぎながら、未来の夢の実現に向けて無防備なほどに可能性を信じて疑わない。
 思いのほどを話すピュアな眼差しの奥で、きらきらと輝いている神への揺るぎない奉仕のこころがとても愛おしかった。

 あまねく偏在するであろう神は向こうからやって来るものではなく、ある人の心に突如現れて「ああやっぱり神は存在したんだ」と思わせてくれる。縋り求めんと思う人には現れず、ある境地に至った人の前に初めてそれらしき姿を現す。しかし、曖昧模糊としたそれは留まることなく、いつの間にか雲散霧消してしまう。

””

 辛酸をなめ辛苦にあえぎ艱難を乗り越えた人の身体は、それに耐えるべく自己免疫を高める作用が働くようです。脳内ホルモンが活発に働き、ある物質が分泌しやすくなっていく。幸せホルモンといわれるオキシトシンもその一つでしょうか。苦労を重ねた後に、生まれ変わったように明るくなる人がいるのはそのことを物語っているような気がします。

 彼女にもそんな経緯を辿って来ていてようやく平穏が訪れた日々の中で、今、オキシトシンがたくさん出ている状態のようだ。
 神はそんな人の所に現れる。「ユニバーサルは神を意味する言葉である」といったのは・・・





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最終更新日  2021.05.19 09:12:30
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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