♪ メリットが打ち返されていつしらにデメリットばかり転がり始む
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短くした庇に瓦屋が新たに葺いていった。先回、瓦を降ろしに来た人とは違う人が来ている。話しかけてもあまり詳しいことを知らないようで、時どき無言が返って来るのでちょっと不安。
シルガードは乾くとセメントのようにカチカチになるらしい。
シルガードが乾くまで乗れないので、棟の部分は翌日に。瓦座の鼻先に白いプラスチックの薄い板が取り付けてある。
職人が帰ってからよく見ると、なんだこれ! 瓦のつなぎ目に隙間があるのが何か所かあり、浮いて隙間が空いているのも幾つかある。これじゃ日本中に被害をもたらしている局地的大雨や台風にひと堪りもないじゃないか。よくも平気でこんな仕事をして帰って行ったもんだ。
職人の風上にも置けない、杜撰で無神経としか言えない仕事がしてある。
直接文句を言って直させることも考えたが、依頼した人を通した方が良いと思い直し写真を添えてメールで報告することにした。
過去に、全く内容は違うが直接訴えて「クレーマー」呼ばわりされた事がある。その時、間に入っている人に「何で先に言ってくれなかったのか」と言われた苦い経験がある。「理不尽なことをされて、黙ってはおれん」という思いが先走り、周りの関係性を考えないのは良くないと・・。
今日、棟の部分を葺きに来るので、開発業者も9時に来て話をすることになった。どうも親方が他へ行く都合で来れず、下っ端を寄こしたらしい。助手も半端な奴で、話しかけても反応がない。最後に水道で手を洗って帰ったらしいが、そこにあった植木鉢をひっくり返してそのまま放って帰っちまった。
追記
早速、修理の修理にかかってくれた。どうやら屋根そのものが歪んでいるのと一部の垂木が下がっているのでその歪みが邪魔をし、あちらを直せばこちらが歪むという塩梅らしい。それで「しょうがない」という事を口にしたらしいが、出来る限りを尽くすというのが職人というもの。言われてからやるのでは困る。
なんとか、四角く開いた隙間は無くなり、浮いた部分も大分よくはなった。一番下と二番目の瓦の端の山部分に、ずれ防止のためにグレーのコーキングを打っておくとのこと。
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中電がまた来て何やら作業があるらしいので聞くと、線が一本、分譲地の上を通っているので直してくれと言われたらしい。最初に独立して張られいたもので、ケーブルテレビの配線のようだ。電気の線じゃないので問題ないと判断したらしい。一度来て途中までやって帰ってしまい、二度にわたって作業している。
また、電線と同じように我が家の上を通すのかと思って見ていると、さすがにそれは避けたようだ。
この程度の線ならこれで良いわけだ。 反対側から見るとこんな感じ。向こうの電柱まで張ってあったリード線も使って、ずいぶん複雑になった。
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この日はモデルハウスを建てる予定の場所に変った機械が持ち込まれ、何やらやり始めたのが二階から見えたので、当然のように「これは何をやる機械ですか?」と聞きに行った。
地盤の固さを調べる機械らしい 先端の矢尻のようなものが付いているロッドを地面に打ち込んでいく。荷重を替えながら、75㎝の棒を繋ぎ足していく。動かなくなるとロッドを少しだけ回転させてやる。完全に止まるところまで入れていく。
このあたりだと2m程度で固い地盤に当たるらしい。その記録されたデータによってどういう地質かを専門員が解析するんだとか。液状化の可能性なども分かるらしい。
建物が立つ場所にペグで4か所、印がしてありその中の幾つかの点を調べていく。 もっとも一般的な地盤調査である、スウェーデン式サウンディング試験(SWS)というものらしい。
もう無いかと思っていた作業が、またまた見慣れない形で行われていく。ほんと、いい勉強になるわ。これから家が建つ時にも、今まで気付かずにいた興味深いものが観られると思うと、嬉しいね。どんな人がどんな家を建てるのか、人間観察と時代性のからんだ諸々が展開されるのを推理小説でも読む気分で楽しんでやろう。
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