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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2021.11.23
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テーマ:短歌(1697)

♪ 脳内のたった一部の情感のゴーヤ弾けぬイボもろともに


 先日(11月18日)のスマホのことを書いたブログに、ドイツ在住の日本人リケジョからコメントをいただき返信したら再度のコメント。そこに描かれた発想が面白くて、SF映画を見た後のような感覚があってさすがだなあと感心したのが、このブログを書き始める前だったので、今朝はそのことを書きます。

●コメントの最後の部分
「スマホデビューですか、奥様もなかったのですね。
パソコンの中身がそっくり入っているようなものなので、便利は便利です。
電話やメールはもちろんとして。
人間は進歩しないのに、機械は能力を高めていきますね。」


〇返信
「本当にシンギュラリティが来るのでしょうか。一般的にAI研究者は楽観的、そうでない人は悲観的と言えるらしいです。が、例えば20年前にこんな時代が来ることを想像できなかったことを思えばあてにはならないですね。」

●返信への返信
「私の予想では、人類は進化して存続していくでしょう。つまり機械と一体になって。
今はメタルですが、そのうち生体に近いものになるでしょう。
脳も大いに進化するでしょう。
するともう、ホモサピエンスとは異なりますね。何と名付けられるのでしょう。
人類、がんばれ。」


〇返信への返信にした返信
「究極の楽観論ですね。アンドロイドとかサイボーグとは全く違う、人間そのものが進化した姿。言われてみればとても面白いです。好きですこういう発想。
 映画ターミネーターにはT1000という液体人間(サイボーグ)が登場しますが、ハリウッドでも今頃は、機械と一体になった人類をイメージしているかもしれませんね。」


 こんなものを載せてどうすると思われそうですが、かの女性が神を信じ、スピリチュアルな心の日々を送りながら、宇宙の本質を解き明かそうとしている人だからこそ、その想像する人間の未来がとても豊かなことのように思えてきたんです。


6年前、4月の裏の水路

 人は何故か悲観論に引きずられ、不安を煽られると極端に反応する傾向があって、悲観的な話題に人は近寄っていく性質がある。そういう内容のニュースがSNSをにぎわし、本がベストセラーになったりします。それは大げさなほど受けるし、悲観的なほど反応は強くなる。当然と言えば当然なのかもしれませんが、弱さを実感していればこその反応でしょう。
 
 独裁者も、そのところを衝いて人心を掴み、揺さぶって不安を煽りながら自分こそが救世主だと嘯くのです。政治家も同じで、姑息な手段で国民を操っている。映画やドラマは最後がハッピーエンドだからいいものの、現実はそうはいかない。

 シンギュラリティの論争も同じで、根拠のない楽観論は見向きもされず、大変だ大変だと煽り立てた方が金になる。富士山が大爆発するという話が持ち上がって、北海道に移住した大学教授がいたりしましたが、こういう自然災害に関しては意外にも鈍感なのが人間の面白いところ。
 自然は神が起こすものなので抗いようがなく、たとえそれで死んでも運命だと諦めがつくと思っているかのようです。温暖化による地球規模の問題もここへ来てようやく機運が高まっていますが、風向きが変わって「金儲けになりそうだ」という意識が高まったように、私には見えます。



 シンギュラリティは自然災害とは言えない。人類が人類を脅かすようなことをしてしまい、仕事を失い食物を失い、生き場のない人間があふれて暴動が起こるという。まだ先のことと思って知らない間に足元が崩れ、立っていられなくなるかも知れない。ただし、それは全体の一部であってちゃんとバランスが取れた社会になって安定するというのが一般的な考え方でしょう。

 あらゆるものをAI任せにして、良いこと楽しい事だけを享受することが正しい事かどうかなんて、考える余地もないほど急速に変化していく。その反動で心身の病気になったとしても、AIと最先端医療が治してくれる。その医療の質がどんどん人間そのものを変えてゆく。
人工授精は当たり前になっているし、iPS細胞などが臓器を再生しiPS細胞などで間に合わないものは人工臓器で済ませ、血液も人工のものが使われるようになるでしょう。首のすげ替えさえできるようになっていく。

 どんどん人工物に入れ替わる一方で、カズオ・イシグロの「クララとお日さま」のようなアバターが存在しているかもしれない。しかしそれも過渡期のことであって、その先はそれまでとは全く違う姿の、もはや人類とは呼べない「何か」になっているのでしょう。
大目 : 真主獣大目 Euarchonta
目 : 霊長目 Primate
亜目 : 直鼻猿亜目 Haplorrhini
下目 : 真猿型下目 Simiiformes
小目 : 狭鼻小目 Catarrhini
上科 : ヒト上科 Hominoidea
科 : ヒト科 Hominidae
亜科 : ヒト亜科 Homininae
族 : ヒト族 Hominini
亜族 : ヒト亜族 Hominina
属 : ヒト属 Homo
種 : ヒト H. sapiens
    ?
 それが彼女のいうところの「機械と一体になった、進化系人類」なのでしょう。人類の属性から外れてもその遺伝子の一部は受け継がれて、鉄腕アトムのような「足のない、簡単には死なない」生物が想像を絶する環境の中に息づいているのかも知れない。
 自分の遺伝子なって残したいとも思わない私にとって、人類の未来には何も期待していませんでしたが、リアルSFとでも呼んで空想するのも楽しそうです。  





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最終更新日  2021.11.23 11:01:43
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◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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