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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2021.12.07
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カテゴリ:問題、意見

♪ 人参も芋もミカンも学童も均質一律みんな仲良く


 新聞を熱心に読んでいる。この姿を見たら、「へ~ずいぶん賢そうだねぇ」と思われそうな孫ちゃんです。



 実はこれ、どらえもんの漫画が載ってるページなんです。TVでも観ているらしく目ざとく見つけて、食事中に見ていたのでさすがにそれは止めさせた。それで食事が終わったので存分に、というところ。



  じーじ「誰が一番好きなの?」
  孫「のび太。しゅやくだから」
  ばーば「主役はドラえもんでしょう」
  じーじ「本当はジャイアンじゃないの? あのジャイアンの歌が好きだったりして・・」
  孫「ちがうって!」
  じーじ「しずかちゃんって、いつもお風呂に入ってるね」
  孫「のび太は入ってない」
  じーじ「スネ夫も入らない」
  ・・・・
  ・・・
 いつもながら、アホナなチャチを入れながら混ぜ返しの会話を楽しんでいるじーじです。



 朝日新聞の別刷り版「(もっと教えて!ドラえもん)警察官の制服、いくつあるの?」という記事だけど、本文の方はたくさん書いてあるので読む気なし。漫画はよほど気に入ったのか、切り取って持ち帰った。

 このすくすくと順調に育っている孫を、担任の女の先生(子持ちの40代)が「発達障害があるかもしれないですね」と母親に言って来たらしい。孫本人もそういう先生を嫌っているのか、学校が面白くないと言っているらしい。
 入学当初はじっと座っておらず、授業中に歩き回ってしまったりしていたらしい。これは、幼稚園での生活習慣がそのまま出ていたに過ぎないものでしょう。
 それから忘れ物が多いことと、授業中にぼーっとしていて話を聞いてないことが多いという。そんなこと、小学1年生でできないからと言って大騒ぎすることでもない。名を成したような人はみんなそうだったし、昔は周りもそれに対しておおらかだった。

 多分、先生は発達障害の内の「注意欠如/多動症」を心配しているのでしょう。
「じっとできない」「席についていられない」「乱暴」などの特性が取り上げられることが多い。いっぽうで「ぼーっとしている」「集中できない」「忘れ物が多い」など、不注意から起こるトラブルを抱えることも多いのも特性らしい。
 しかし、「多動傾向」は幼児期や小学生くらいまでで治まってくることが多く、中学、高校、大学生になってくると「不注意」の課題の方が目立ってくるケースが増えてくる。

 他の児童と同じ行動をとれない子がいると先生は非常にやりにくいし、ストレスの原因にもなる。そうでなくても、今の日本の学校の先生は作業が多すぎていつもイライラしている。じっくり子供と接することができないことでフラストレーションも抱えている。


国際比較でみる教職員の働き方」日本教職員組合

 悪い芽は早めに摘み取ってしまおうという無意識の自己防衛が見え隠れして、なんだか怖い感じがする。本人や親の心配をしてくれているというより、自分が困るという自己保身からきている感じ。日本の教育現場で問題が起こるたびに、散々そういうのを見せつけられている。教育委員会なんか、まさにその典型だからね。


のび太 ジャイアン スネ夫

 1997年に司馬理英子という精神科医が書籍の中で、ADHDのことを「のび太・ジャイアン症候群」と命名しているらしい。授業中に先生の話は上の空で、ぼんやりいろいろな想像をして、宿題などの忘れ物が多いのび太くんは、いわゆる「不注意」型の特性が強い子。いっぽう、じっとしていることが苦手で、すぐにキレて乱暴するジャイアンは、「多動性」や「衝動性」の特性が強い子ということらしい。不注意型のタイプの子も多動型のタイプの子も、以前から確かに存在していたというだけの話。

 ここで「のび太とジャイアン」が出てくるとは思わなかったが、孫が「のび太が好き」という気持ちがわかる気がする。「のび太とジャイアン」が将来どんな大人になるのか知る由もないが、“脳の発達に凸凹があって何が悪い。それこそが個性じゃないのか”。個性は病気なんかではない。
 欠点をなくすのではなく、長所を見つけて個性を伸ばしてあげるのが先生の役目だ。特に小学校の低学年ならなおさら先生の意識が、真っすぐに児童に反映してしまうので怖い。不注意な言動がどれだけ子供の個性を奪い、意欲を萎えさせるか。広い見地から子供を財産だと思って、どろ団子を作るように磨いていってほしい。もっともっと議論を交わしてほしいものです、

 お母さん(お嫁さん)には、「何にも心配はいらない」と言ってある。“先生の言うことはうまく聞き流すこと” ということを、納得できるようにじっくり話をしておきたいと思う。正しい情報を持って正しい判断をすることについて、懇談会の前にゆっくり話ができるといいなと思っている。先生を悪く言うのではなく、親の心構えと、自信をもって子に接するということを・・


 うちの孫は問題ないと思うが実際に問題を抱えている人たちもいるわけで、相談センタや支援センターが整えられているので遠慮せずに活用してほしいと思う。



発達障害 お役立ち情報サイト
 •  発達障害情報・支援センター
 •  一般社団法人 日本発達障害ネットワーク JDDnet 
 •  一般社団法人 日本自閉症協会
 •  特定非営利活動法人 日本自閉症スペクトラム学会
 •   NPO法人 えじそんくらぶ
 •  親と子のためのADHD(注意欠陥・多動性障害)情報サイト
 •  特定非営利活動法人 全国LD親の会
 •  道具で発達を応援 トビラコ






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最終更新日  2021.12.07 16:59:00
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◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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