♪ 玉ねぎの剥かれるごとく老いゆきて少し小さくなりし年の瀬
絵が描きたいと思いながら、なかなか絵筆に手が届かないのはどうしてなんだろう? やりたいことが多すぎて手が回らない? やっぱりモチベーションの問題で、本当に書きたいとは思っていないのかもしれないなぁ。好きなのは確かだけれど、決して得意ではないので二の足を踏んでるのかもしれない。
榎本孝明の個展を見て、ペンと携帯用の水彩筆を買って帰ったものの、一度も使わないまま眠っている。でもこんな人を知ると刺激を受けるのも確か。
ネットでも話題になって、2019年の個展には大勢のファンが押し掛けた様ですね。絵には詩が添えられていて、その詩に感銘を受ける人も多いらしい。
個展に寄せてのメッセージ。
「私の猫の絵は、“単に猫の絵”だけではなく、自分自身の、人間の生き様を重ねて描いています。この猫見てると『あ、自分に似ているな』この猫の言っている事は、『僕に似ているな、私に似てるいるな』ーそういう、人間と猫の間に共通点を見出して、そこの中にひとつの『希望』『勇気』を(作品をご覧になる方々に)受け取っていただけると嬉しいなと思います」
「キミを知ってるよ」と全く同じ構図で、どうなのかなと思ったりする
風は空から舞い降りて
ボクにいろんな匂いのプレゼントしてくれる。
香りは目に見えなくても何かを語ってる。
色んないのちを教えてる。
ピピとアランの家猫2匹が時折見せる表情と、何を考えてるんだか分からない姿を、ちょっと茶化したカチカチュアのような絵を描きたいと思う。しかし、手作りが好きだと言っても絵は線が命なので、そう簡単に描けるもんじゃない。訓練した上で、それなりのイメージを持って集中して掛からなければロクなものにならない。
でも、やっぱり絵を描きたい気持ちはある。何か目的ができて必要性があれば、それを切っ掛けに入っていけるのだろう。年賀状に、寅の代わりに猫を描くか。“下手な寅の絵だ” と思われるのがオチだろうなぁ・・・
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