♪ 金庫など縁なき暮らし現前に手提げ金庫の鎮座しており
新年初めてのウォーキング。久しぶりに佐布里池まで足を延ばしす。風が冷たい。次の土日以外は平年を下回る寒さが続くようだが、案外寒さに慣れたのか、BVDのアンダーシャツ、タートルネックの薄いセーターに裏地のない防寒着だけで、それほど寒くはない。
すれ違う人は皆ダウンジャケットなど着ていて完全装備という感じ。当然と言えば当然だが、10度以上の暖かい日でもほぼ同じような服装をしているのがおかしい。
さざ波の立ついかにも寒そうな湖面に浮かぶ水鳥たち。餌も乏しくなって寒さにも耐えねばならない。自然界に生きるものの強さには圧倒される。メダカは氷が張っている中でも平気で生きているし、ストーブの前に長くなって寝ている猫とは大違いだ。
帰りは日没前でかなり冷え込んできていて、手袋をせずに来たのを少し悔やんだ。いつもの歩数計には14,160歩とでているのに、スマホのアプリでは7,230歩しかない。感度が違うのか半分程度しかカウントされていない。せっかくだけどスマホの方は無視することにする。
堰堤の下から、かなりステップの大きな階段を駆け上がったし、それほど疲労感もなく、まあまあひと頃の体力が戻りつつあるのを確認できた。
カミさんが、亡くなったお祖父さんの手提げ金庫を持ち帰った。ダイヤルが2つのちゃんとしたもので、肝心の鍵がない。当然ダイヤルの数字は分からないので開けられない。
夜、耳を当てて色々試みたが全く手がかりさえ掴めなかった。聴診器でもあれば分かるかもしれないが、そんなものは無い。ダイヤルのつまみが小さくて固く、指先にかなり力を入れないと細かくひとメモリづつ動かしていくのが難しい。それでクレ55-6を吹き付けたら、回りはよくなったがカチカチという音がしなくなって、却って分からなくなった。
ネットで調べてみたがこの2ダイヤル式のがあまり古くて、今はもうないらしくどこにも載っていない。また、金庫というものを全く知らなかったので、鍵があればそれで開けられると思っていたが、どうもそうじゃないらしい。
先ず、鍵穴に鍵を入れておいて、それからダイヤルを回す必要があるらしい。それも単に数字を合わせるだけではだめで、例えば、右に何回か回してから数字を合わせ、次は反対側に何回か回して次の数字を合わせるという、ややこしいやり方になっているようだ。ダイヤルが1つのものが主流らしく、この2つあるのは珍しいのかもしれない。
さあ困った。現金が10万円ほど入っているのは分かっているので、なんとか開けたいが簡単に壊すことはできるのだろうか。
しょうがないので業者に電話で問い合わせすると、現物を見ないといくらかかるか分からないという返事。見積もりは無料なので、とりあえず見てもらうことに。
見てもらって、開かなければ最悪の場合は壊してしまうことになってもいいですかと確認される。料金はと聞くと壊すのには25,000円ほどかかるという。鍵も見つかっていて、何だかんだ言いながらものの数秒で開けてしまった。基本料金3,000円、開錠代5,000円で税込み8,800円の出費だった。
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