♪ カタパルトのゴム一杯に引き絞り空へ放たん孫とふ飛行機
月曜日は孫が来る日。学校から帰ってすぐにママに送ってもらって来る。車の中で眠くなったらしく着いた時はボーっとしていたが、とりあえずおやつを食べると元気になった。先週途中になっていた紙飛行機を完成させてあったので、まずはそれを飛ばすことにして、近くの勤労文化会館の駐車場へ。
西風が強く、カタパルトなんてやるのは初めてなので角度をどのぐらいに取ればいいのか分からない。風向きに向かって飛ばすには道路の方へ向ける必要があるが、車道に飛んでも困る。かといって風を背にして飛ばすのは理に反しているので、斜めに風を受ける感じでやってみたりと試行錯誤して。しかし、あまりにも風が強すぎた。小さな紙飛行機なので風にあおられ、電線に引っかかたりして・・。
3機作ったうちのこれが一番よく飛んだ。風さえなければもっとうまく飛ばせるだろう。ネットで型紙をダウンロードしてケント紙にプリントし、作り方が載ってなかったので適当にやった。いかにもパーツが小さいし曲線も多いので、流石に孫にやらせるのは無理があった。ノリが乾くまでの時間も要るので爺が作っておいたというわけだ。
「神戸紙飛行機を飛ばす会」のもので、他にもいくつか載っているが会に入ってないと作り方を教えてくれないらしい。型紙を公開しているのは会員向けなのだろう。全国にいくつかの支部があり、大会も開いているようだ。近くにあるかと調べたら、尾張旭市の愛知県森林公園・広芝生でやっているらしいが、ちょっと遠い。
さすがに寒くなってきたので引き上げ、野球の道具を持ってきているのでちびっこ広場へ。いつものようにトスバッティングもどきをさせてやる。「きのうパパと素振りを100回やったよ」と言うので、どうかなぁと思いつつトスを上げてやる。案の定、いつものように高めのインコースしか打てない。上手くツボにはまると結構飛ぶが、そうそう良い当たりは続かない。
公園の向こうは片側二車線の公道なので飛びすぎてもまずいし、バットがまだ重いのでボールはテニスの練習用ボールを使う。大当たりしても木に当たればボールが軽いのですぐ下に落ちてくれる。当たって木のない方に飛べば球拾いに行くことになるが、良い運動だと思っている。こっちも楽しまないとなぁとばかりに、走って取りに行く。
前日は縄跳びを500+700回ほどをぶっ続けでやったし、体は軽い。寒さもどこかへ吹き飛んでいっていい感じだ。途中からは違うあそびになり、大声を出してるうちに5時を回ったので引き上げてきた。
よく遊んだので、いつもはぐずぐずしている宿題もこの日はすんなりやっていた。計算カードというのがあって、足し算と引き算問題のカードが輪に通してある。それの難しい方を手伝ってやった。
カードをめくって問題を出すわけだが、一桁の数字を単に答えるだけじゃ面白くない。それで最初は英語で答えさせていたがそれも飽きた。「じゃあ次は、その数字を他の何かに例えて言ってみようか」5なら一輪車とか、7ならホッピングとか自分で考えさせてやる。答えと変換を同時にやるわけで、結構楽しんでいる。何に例えたらいいか分からないのがあってそれを考えるのも面白かった。
プリントも1枚あった。宿題の記録をつける紙があり、やった分を色鉛筆で色分けして塗ることになっている。プリントは時計を読む練習だったが、その時計に色を塗って遊ぶとその快感が高じて、「僕は最初から絵を描くのは得意じゃないけど、色を塗るのは好きなんだ」と、記録紙にあるイラストにも色を塗り始めた。
なるほど丁寧に塗って、見違えるほどきれいになった。「じゃあ今度、塗り絵の本を買ってあげるね」「保育園児がやるやつじゃおもしろくないだろう? お年寄りがボケ防止にやるやつがあるので、面白そうなのを買っとくね」。そんなこんなで、時間はあっという間に過ぎて、一緒に風呂に入っている時、「そういえばシーラカンスだったっけ、本の写真を切り取ってくれるって言ってたよね」、「ああピラルクーね、そうだった。忘れてた」
私がまだ風呂に入っている間に帰る時間になった。とりあえず開高健の「オーパ!」を持たせてやったが、「切り取ってもいいのかどうか分からないので、じーじに確かめておいて」と、本をバーバが持ち帰ってきた。この本のことはまた明日。
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