♪ 陽春の光の中に媼ありほうれん草の束をかかえて
昨日のまだ午前中の雨が小降りの中、正面の新築の家の受け渡し式なのだろうか、階段に緋毛氈を敷いて、小さなゲートのようなものを設置していた。カメラマンがスタンバイしているところへオーナー夫妻が登場。
手前に車が止まっているし距離もあるのでよくわからなかったが、テープカットらしきことをしているようだった。この最も記憶に残る日を、こうして記録しておくことを住宅メーカー側が考えたのだろう(想像でしか過ぎないが)。
何と言っても、一生に一度の、最も大きな買い物だ。家族の新しい生活のスタートの日でもあるし、若い一家の一生にかかわることだからね。これから引っ越しすることになり、4月から入居と聞いていたので何とか間に合ったという感じかな。荷物も片付かない中での新年度のスタートで、何かとバタバタする日が当分の間続くことになるのだろう。
しばらくして、奥さんが二人の子供を連れて挨拶にやって来た。4歳(女の子)と2歳(男の子)は保育園からのスタートなので、ほとんど生まれ育ったところになるわけだ。「うるさいのすみません」とか言っていたが、「家にも孫が来るし、平気ですよ」とカミさんが受け流す。かわいらしい奥さんと子供たち。きっといい近所付き合いができるでしょう。
シンボルツリーは紅葉の木だった。 もう一軒の方は一足先にすでに入居している様子。子どもの自転車と乗用車が停まっているので分かる。これといった挨拶もなく、どんな一家が引越してきたのか全く分からない。子どもの姿も見たことがないし、全く顔が分からない。
字の隣保班に入っていただくことになるが、人によってはそれを拒否する場合もある。近所への挨拶もないところを見ると、近所付き合いなどまったく眼中にないようにも見えるが、さてどうだろう。家の外観からしてそんなイメージを持ってしまうが、最初からバイアスを掛けて判断するのはよくないとは思う。
モデルハウスのシンボルツリーは、思った通りのシマトネリコ。それだけじゃ愛想がないとばかりに添えてあるのが数本のトベラ。「何か木を1本植えてください」という希望は出しているという業者が選んだ木がこれだ。「なんでトベラなの?」安くて管理がしやすいという理由にしか思えないんですが・・・
オープンハウスとして公開したあとは分譲することになっているこの家。先日、営業の女性からパンフをもらって驚いた。4180万円。床暖にソーラー発電、耐震、断熱、耐火構造に金がかかっているらしい。どうりで内装工事にずいぶん時間がかかっていたわけだ。
2階は寝室と子供部屋。窓が小さく、開け放つという風にはなっていない。東側の夫婦の寝室はかろうじてそうなってはいるが・・・。前の土地に家が建ってしまえば、非常に窮屈で、その土地を庭にしてちょうどいい感じ。
コロナの影響で様々な値段が上がってしまい工期も遅れ気味で、何かと経費が掛かってしまったようだ。そして、ウクライナ問題が追い打ちをかける。果たしてこの値段で売れるものだろうか?営業の女性に「誰か紹介してくださいよ」なんて言われたが、心当たりなんかないし・・。
内覧会は4月の中頃になるらしく、是非、中を見せてほしいと言ってはある。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。