♪ 子育てのふとん作りに忙しい春や万物ひねもす楽し
着尺を4反染め終えた。長いのでムラなく染めると言うのはかなりの手間と時間がかかる。吸収促進剤を入れるタイミングと量の加減が重要で、それを間違えると大変なことになる。
私は酢酸は臭いのでギ酸を使っている。最初は50~60℃で染料を少し入れて染めはじめ、色の調子を見る。調合する色を加減しながら追加していくわけだが、その都度染液から引き上げて布の絡みを解くようにしている。
色が合ったらほんの少しのギ酸を加え、よく動かしながら染色する。一度に染めるのではなく染料を追加しながら様子を見る。温度はまだ上げない。予定の濃度手前でギ酸を追加し、ムラが出ないように良く吸収させる。液は透明に近づいていく。脱水し、ドライヤーで一部を乾かして色の確認をする。OKならその段階で容器を火に掛け、ギ酸を少し加えて完全に定着させる。
鯨尺の1尺は曲尺(かねじゃく)の1尺2寸5分にあたり、38センチメートルで、通常の場合、反物の1反あたりの長さ・巾は、女性用=長さ12.5m・巾は3.78cm(1尺巾)、男物=長さ12.5m・巾は40cm(1尺5分巾)が多い。
写真は光線の具合が良くなく、あまりよく撮れていないがまあまあ目的の色に染まったと思う。臙脂と紫は希望された色よりも少し地味目にしてある。色見本は印刷用の紙で実際とは違うし、暗い喫茶店で選んで決めたのでその分明るい濃い目の色になっている。それを加減したわけだ。
| 昨日も今朝も、山雀がやって来てペットの抜け毛を咥えていった。今朝は番で来ていたようで、いよいよ営巣の場所も確定したのだろう。
我が家の巣箱には目もくれず、北の方に飛んで行ったようだ。
猫の毛はまだまだたっぷりある。小次郎の犬の抜け毛もとってあるから、フカフカのベッドを作って立派な子育てをしておくれ。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。