♪ 関係は空気だけです折々に霧吹きつけてつながりを試す
エアープランツが届いたのはいいけれど、思ったより小さい。写真はスケール感が分かりにくい。勝手にイメージを作ってしまって、往々にしてこういうことが起こる。サイズでも明記してあればいいのに、それが無いので・・。
あまり知識のないものなので、ああそんなものかと思いながらも、どうしたってプラス思考で見てしまう。この写真で送られてきたのがこれ。
「第四種郵便」カテゴリーの一つ = *植物種子等郵便物(植物種子、苗、苗木、茎もしくは根で栽植の用に供するものなどを内容とするもの)で、透明のプラスチックの容器に入っていた。軽いので最低の73円。こんな郵便初めて知った。
土に植える必要がなく、ガラスの容器とか、かごに入れて吊るしておくとか、とにかく手間がかからない植物らしい。パイナップル科・チランジア属に分類される植物の総称で、山中や砂漠にある岩や木にくっついて生長していく多年生植物。サボテンや多肉植物よりも超エコな生きものらしい。
やっぱりガラスより天然素材のものがいい。水槽用のいい流木があったので、それにテグスで固定してみた。
管理の方法はいたって簡単で、上手く育てれば株分けして増やすことが出来る。
1、3~10月は2~3日に1回ミスティング(霧吹き)をする
2、3~10月は1ヶ月に1回ソーキング(水に6時間ほど浸す)をする
3、元気がないようなら、ミスティングをする水に肥料を混ぜて与える
4、11~2月はソーキングを控える
5、大きくなったら3~10月に株分けをする
(あくまでも目安としてのもの。)
メルカリで売っているのは、個人の愛好家がこうして増やしたもので、趣味のブリーダーみたいなものだろう。“百均(ダイソー)にも売ってる”と知って、ちょっとガッカリ。希少価値なんかこれっぽっちもない。
エアープランツは、土に根を生やすわけではなく空気中の水分を取り込んで生長する。日中は水分の蒸発を防ぐために気孔を閉じて活動をやめ、夜になると気孔を開いて空気中の水分を取り込むらしい。で、霧吹きは夕方以降にやるといいとか。
元気が無くなったら丸ごと水に浸けてやると復活するが、とにかく過湿が嫌いなので大事にしすぎない方が良いらしい。戸外なら加湿は要らないし、梅雨時も放置しておいて大丈夫とか。
サボテンを枯らしてしまうという人がいるが、エアープランツなら大丈夫ということでじわじわと人気が出てきたのだろう。都会には、植物は野山に行って接する特別なものと思っている人が結構いるんじゃないかな。野菜がどういう風に生っているか、どう出来るかを知らない人もいると聞く。
かつて、包丁がない家があって問題になったことがあるけれど、よもやエアープランツを枯らしてしまうような人はいてほしくない。空気を読むことが出来るなら、植物の気持ちも読んでやってほしいものだ。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。