♪ どこからか〈夜のガスパール〉第2曲流れ来たりて夜が死にゆく
モデルハウスがちっとも売れそうな気配がない。たまに見学者があるものの、買いたいと思わせるだけの魅力がないようだ。4,100万円という値段がネックなのも確かでしょう。
昨日も営業の人が二人と、何か業者らしい女性が来ていて、なにやら遅くまで籠ってやっていたようだ。夕方には帰っていったはずなのに玄関灯が点いている。防犯のためか?
宅地開発の基準の一つに、道のコーナーには防犯灯を付けるというものがあるらしい。「少し離れたところに既存のものがあるし、見通しも良いのでそんなものいらない」と言っても、「付けることになっているので」と言って聞かず、先日、とうとう取り付けられてしまった。
向こう側の角にもあるし、モデルハウスの玄関灯も点いてかなり明るい。ウイリアム・アイリッシュが「夜を奪う」なんて本のタイトルに付けそうな。ある種の犯罪じゃないか?
本が読めそうな明るさだ。夏の夜はここに椅子を出して、推理小説でも読むか。
残りの宅地4筆もさっぱりで、いよいよ資金繰りも辛くなってきているのか、あと4筆が売れないうちは新しく解体・整地したところは売り出さないと言っていたのに、すでに手付金を払ったという人に会った。
【2区画追加分譲開始!】とある
確かに売りに出されていて、H、I の2筆のうち右の方に触手が伸びたらしい。幾らほどの値が付いているのだろうか?
他の土地よりも条件が良いので多少高いかもしれない。「西側に駐車場を作るほうがいいか東側の方がいいのか、どう思いますか?」と聞かれたが、「本人の好み次第でしょう」と答えるしかなかった。
裏の旧堤防道路の向こうに「ちびっこ広場」(その向こうに広い道路と市役所)がある。こんないい環境なのに緑地帯が駐車場に一変してしまうことを、手付を払った人は知っているのだろうか?
「知らにゃ~い」「朝は涼しいにぇ。ずぅとこうしていたいんにゃ~」
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。