♪ 軟禁となりし一家の夏休み時間が網戸の目をこぼれゆく
連日の猛暑が甦ったようで、つい先日の予報が晴れ一色に入れ替わっている。太平洋高気圧が、日本列島をすっぽり覆っているせいだ。夜は27度前後のまま湿度が90%台で、文字通り熱帯そのものだ。
今日も各地で猛暑。半面、九州四国は台風の影響で大雨ときている。
こんな日中にウォーキングするわけにはいかない。
つい先日、暑さを避けて午後5時すぎに雲の写真を撮るつもりでウォーキングに出た。良く晴れた日で、遠くに積乱雲が立ち上がっている。理想の夏空だった。
東西南北入り乱れた雲の様子を、時間軸に沿って並べてみた。
四周を見渡せる場所はないが、移動しながらなるべく高い場所を選んでゆく。田園の広がる風景は雲の展示場みたいなもの。景色が変わるにつれ浮かんでいる雲の印象も変わる。
東だったり北だったり、面白い雲があれば撮る。夕近くの空は、陽が傾くにつれて湿度が上がってゆくのが何となくい分かる。
飛行機雲が見える時は、上空の湿度が高い証拠だ。西日を受けて何故か西へ向かう飛行機ばかり。
多い時は、何本もが並んで川のようになって浮かんでいる。航路もいろいろのはずで、季節や曜日、時間帯によって見える模様も変ってくる。
直角に交差したり、拡散して太くなった古い雲の上に新しいものが上書きするように伸びてゆく。
今まさに夕立を降らせているだろう入道雲が、夕陽を受けて聳え立っている。日中に真っ白に輝いている積乱雲と同じものとは思えない。
光と影が変わるだけで印象が変わる。人間の脳は勝手に虚像を作り上げたりし、「ゴヤの巨像」(弟子が描いたと言われている)が頭に浮かんだりする。誤作動を起こすのはコンピュータとあまり変わらない。
窓枠に座って外を眺めるのが好きな猫。逆光の中で、白雲をバックに一枚。右は、爺くさい恰好はきらいでウォーキングには、73歳にもなってこんな格好で出かける。自撮り棒など持っていないので、鏡に映して撮った。
暑さ対策でもうこれ以上のことはできない。この時は、帽子の下にヘッドスカーフまで巻いている。カンカン照りだったら、逆に白い長そでシャツを着て出たりもする。
熱中症予防に梅干しを食べる。塩辛い酸っぱいものほどよく効く気がするし、そういうのがまた好きなのだから有難い。先日、「梅干しを漬けた」と元絞り染め教室の生徒さんが、FBに美味しそうな写真をアップしていた。
「好きなんだ~!」とコメントしたら、「差し上げますよ」って嬉しい返事。きのうさっそく、ご主人と一緒に持ってきてくれた。
別の人に頂いたものが少なくなったと思っていたところ。その器に入るだけ入れた。
肉厚でふっくらして、いかにも美味そう。 上の子が今年新社会人の22歳になるという彼女。ちっとも年を取った感じがなく、山口智子似の若々しいままの姿がなんだか嬉しかった。
一時、パン作りにも凝っていてパンマルシェなどにも出店していたらしい。私と同じで創作そのものが趣味らしい。
同じ感性の持ち主に、お返しというわけでもないが手作りノートを進呈。ちょっと遊び心を入れた変わったやつ。きっと有効に使ってくれるだろう。
で、梅干し食べてみた。望むところの “かなりの酸味とかなりの塩味”。食べ堪えのあるオイシイ、「これぞ梅干し」というもの。こりゃあもう梅干しの鑑だ。これでもう夏バテなんか絶対にありえない。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。