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2022.10.01
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カテゴリ:素晴らしいこと

♪ 純白の大輪あまた咲かせ居るなにわいばらに堅き棘あり

 昨日の大谷翔平は見事だった。アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季15勝目を挙げた。何と言ってもコントロールが良かった。この日はカーブとスライダーが6~7割。縦に落ちるものと横にスライドする球を投げ分け、それこそバッターを手玉に取って圧巻の8イニング。球場の興奮もすごかった。



 8回で降板した後、クローザーとして登板した「ループ」はかなり緊張していたようで、いきなりヒットを打たれ、動揺したまま投げてフォアボール。あぶなかっしくて見ていられなかった。どうしたって大谷と比較されるし、チームメイトも球場もゼロで抑えて締めくくるのを期待している。2点を失ったものの何とか勝利して、地獄から救い出されたような心境だっただろう。

 8回2死から初安打を許して自身初のノーヒットノーランはお預けとなったが、自己最長タイ8回を投げて10奪三振2安打無失点と好投。バットでも4打数2安打1打点で自己最長14試合連続安打に更新し、チームは4連勝を飾った。


大谷翔平、ノーノー阻止打を悔やむ「やっぱり高い」「三振取れれば」 一問一答
――野球人生の中でノーヒットノーランをやりたい気持ちはあったか。
「ゲームが始まる前はそのぐらいの気持ちで投げていますし。毎試合そういう気持ちで投げています」
――達成できると思っていたか。
「正直、でき的にはあまり良くなかったですし、スライダーが良かったところかなと思うんですけど、正直8回まで投げられるかは。調子自体はそこまでだったかなと思います」
 full count より

 昨季は9勝、46本塁打で満票MVPを獲得。
 今季も15勝&34本塁打と二刀流でフル回転していて、「明らかに今年の方が全体的な数字はいいですし、自分でプレーしている感じも去年よりも自信を持ってプレーしているので。去年MVPを取りましたけど、それよりいいシーズンを送れているのは自信にしていいんじゃないかなと思います」と胸を張った。

 
 メジャー22年間で618試合に登板して303勝、歴代3位となる5度のサイ・ヤング賞を獲得したランディー・ジョンソン投手すら一目置く存在になっている。

 観ていて胸が熱くなった。攻守が交互にチャンスが均等に与えられる、野球という比類のない球技が、大谷というスーパースターを生んだ。
 大谷の謙虚な人柄とその野球の歴史を変えているという無類の凄さ。選手たちがどれほど大谷に影響を受けていることか。観客の興奮と、歴史を刻んでいるのを目撃しているという事実。
 審判のミスジャッジにも乱れることなく、へとへとになりながら、決して手を抜かず、全身全霊で野球という天職に立ち向かう姿。ここへ至るまでの彼の努力と熱意。そしてその野球を心底楽しんでいる姿。

 それらの全部がない交ぜになって、大谷の背中から、あの童顔の笑顔から放たれているもの。なんとも言葉でうまく言い表すことができない。


 今話題になっている「規定投球回数」「規定打席数」
  ・規定投球回=チーム試合数と同じ
  ・規定打席=チーム試合数×3.1


 最優秀防御率は「そのリーグで1クラブあたりに組まれている試合総数と同数以上のイニングを投球していなければならない」。
 首位打者(最高打率)や長打率・出塁率は、「試合総数の3.1倍以上の打席数を必要とする」という規定がある。


 規定をクリアしようとすれば、先発投手ならシーズンを通して1試合5イニング以上、週1ペースくらいで投げる必要があり、打者なら1試合3、4打席ずつほとんどの試合に出場することになる。規定到達選手というのは、エースクラスのローテーション投手であり、打者ならレギュラー選手を示す指標になる。

 しかし、年々既定投球回到達者は減少傾向にある。ローテーションの考え方、投球数の制限、継投で小刻みになる投球回数、パワー野球にあって力投が必須になり完投がむずかしくなっている。
 ベーブ・ルースは「規定打席」と「規定投球回数」を同時にクリアしたことはなく、1901年にア・ナの二大リーグ制になって以降、MLBでこの2つの基準を同じ年にクリアした選手はいない。

 NPB時代の大谷翔平は、投手としては2014年に防御率2.61(155.1回)で3位、2015年に2.24(160.2回)で1位と2回規定投球回数をクリアしている。だが、打者としては2016年の382打席が最多で、規定打席に達したことはなかった。



 18年オフに右肘靱帯を手術し、19年は打者に専念。その後も右肘痛の再発、左膝の手術、新型コロナウイルスの流行によるシーズン短縮など、さまざまなことを乗り越え、メジャー選手に引けを取らないほど体を鍛え、21年初めて、ローテ投手として回りながら野手としても試合に出続ける二刀流の「完成形」が実現。メジャー移籍後初めて、野手として規定打席にも到達した。


 今年の大谷は現在、既に規定打席をクリアしている。投げては161イニングで、規定投球回まであと1イニングとなった。
 「同一年での規定打席&規定投球回W達成」となれば、ワールドシリーズが創設された1903年以降のメジャー史上初の快挙になる。

9月30日現在の成績
  防御率ランキング 2.35 4位、
  勝利ランキング 15勝 4位、
  勝率ランキング .652 8位、
  奪三振 213 3位、

  打率 .2745(561打数154安打) 25位、
  打点 94 6位、
  本塁打 34 4位、
  盗塁 11 31位、
  出塁率 .3583 15位、
  安打 154 15位  (9月30日 14時44分現在)

 8月10日には、ベーブ・ルースが、1918年に記録(13勝&11本塁打)して以来、104年ぶり2人目となる「2桁勝利&2桁本塁打」を達成しているが、もうそんな次元をはるかに超えて、異次元の世界に突入している。

 MVP争いをしているニューヨーク・ヤンキースの「怪物」ジャッジ(30歳)は、昨日61号を打って、ロジャー・マリスが1961年に樹立したア・リーグの年間本塁打記録(61本)に並んだ。残り7試合で記録更新を狙う。
 総合力から言ったら大谷の方が上。去年と同じように、スポーツ記者の心を掴んでいるのは間違いなく大谷だろう。それだけでなく、世界中の野球ファンもそう信じているに違いない。

  * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。





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最終更新日  2022.10.01 13:43:02
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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