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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2022.10.31
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♪ 自然体で五時間話し続けたり柵(しがらみ)のなき老若男女

 昨日の午後、お茶に誘ってあった新しい住人のお隣さん、若い夫婦がやって来た。奥さんは物おじしない社交的な人で、誰とでも直ぐに仲良くなってしまう。それはもう天然記念物と言ってもいいくらいの自然体で、もう一軒の奥さんには「社交妖怪」と呼ばれたりしているらしい。なんにでも興味があり、自分でもやってみたくなるところなんかは私に似ていないでもない。

 まだ売れていない宅地の草刈りに来ていた高齢の男性と立ち話して仲良くなり、その奥さんが多肉植物を栽培していろいろやっているのを聞いて、そっそくお宅におじゃまして話を聞き、幾つもの苗をもらってくる。

 産業まつりで組木の体験をして面白かったらしく、展示してあった作品を甚く気に入って、メルアドを聞いて工房を訪問するつもりでいるらしい。もう一軒のお隣さんには4歳と2歳の子どもがいて、自分の子どもの様に一緒に遊び、この日も連れて行って一緒に体験したらしい。



 ある日の午後、たまたま外にいたご主人に「使わない植木鉢がたくさんあるので、庭いじりしている奥さんにどうですか?」と声をかけたのが交流の始まり。さっそく奥さんを連れてやって来て、大きいのを2つ持って帰った。先日も不意に「植木鉢もらえますか~?」とやって来た。手が離せないタイミングだったので「勝手に好きなのを持って行って」と。

 そういう風に悪びれずに自然に行動に移せるところがすばらしい。子供の様に無邪気で無防備。「すごーい すごーい」が口癖で何にでも感心し興味を持つ。とても柔らかい心の持ち主だ。

 ご主人は物静かな人かと思っていたが、何と「B'zファン」で、我が家の車のナンバーがイナバ・ナンバーだというのを知って、「どっちだろう、偶然かなぁ」と言っていたらしい。高齢のじじばば夫婦だから、訝しがるのも無理もない。



「あそこのライブは行った?」「あっちは? こっちは?」 と、カミさんと大盛り上がり。手持ちのCDやブルーレイやらを持ち出してきて、ファンの先輩面している。持ってないのがたくさんあるらしく、「焼いてあげますよ~」と言い、「好きなだけ観て下さい」と持たせてあげらりしている。

 こっちはジャズファンで「B'z」はあまり趣味じゃないが、好きな話で盛り上がっているのを見ているのも悪くない。好きなものに熱中できる、それだけでその人を信用できる気もする。楽しそうな様子を見ているとこっちまで楽しくなってくる。

 おもむろに手作りスピーカーの方に話を向け、一番好きなエバンスの「AFFINITY」のレコードを掛けてやる。大音量でもうるさくないとは言うものの、やっぱり会話が聞き取りにくい。ちょっと音量を下げてやったりする。


AFFINITY
affinity 名詞
1〔人や物への〕親しみ、親近感、一体感
2〔人や物同士の〕類似[共通]性[点]
3〔人類学の〕姻戚関係
 ◆血のつながりではなく婚姻によって作られる関係。
4《生物》〔種同士の〕類縁
5《生物》〔抗原と抗体の〕親和性
6《化学》〔化学反応を起こす〕親和力[性]
7 好ましい[好きな]人

 奥さんがピアノの練習をしているのを知っているし、カミさんもピアノを弾くので自然な流れで、辻井伸行の「ラ・カンパネラ」が凄く良いという話になった。TVのYoutubeに切り替え、スピーカーはそのままに音量上げて聞いたりした。

 話はあっちへこっちへ飛んで尽きることなく、気が付けば7時を過ぎていた。2時にやって来て、あっという間に5時間が過ぎてしまった。持参してくれた駄菓子など食べ、コーヒーのお代わりをして、よくもまあしゃべったものだ。全く気を使うことなく、話が合わなかったり、間が持たなくなったりという事がなく、不思議な5時間だった。
 
 相性と言えばそれまでだが、両方の夫婦が同じように楽しく、笑いが絶えず疲れもしないなんてこと、そうそう有ることじゃない。
 若い人(20代後半)とこんなに打ち解けて話ができるなんて、気持ちが若返るというものだ。



 良い人が隣人になってくたものだ。掛けたレコードのタイトル通りのAFFINITYそのもの。今後の生活がより良いものになっていくだろう。お隣さん側とて同じことで、先住人が厄介な人だったら悲惨だ。ご縁というのは不思議なものだ。

 そうそう、最初に奥さんは猫好きだと分かった時が、一番うれしかった。嫌いだったらどうしようと、カミさんがかなり気にしていたらしい。この日、外から帰って来たアランがリビングに顔を出し、一番近くにいたご主人のそばへ寄って匂いを嗅いだ。それには驚いた。他所の人の声がしただけで逃げていくのに、この日のアランはそうじゃなかった。ご主人は別に猫好きというわけでもないが奥さんが、猫好き特有の匂いを出していたのかもしれない。




 秋明菊がやっと咲いたと思ったら、あっちの方を向いて咲いている。お隣さんに向って「見てみて~」って言ってるような、なんだか秋明菊までお隣さんが気に入っているみたいで・・・。

  * ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。





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最終更新日  2022.10.31 09:46:04
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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