♪ 寝付かれずうつらうつらの時を経て真夜に気随なねこと目が合う
今日はアメリカの中間選挙。インフレ、社会の分断、犯罪、銃規制、人工中絶の権利、移民などが重要な項目。7割が現状に不満を持ち、バイデンの支持率が6月に30%台に。5日夜の時点でも支持率42%、不支持率55%と低迷。
上下両院で共和党が有利の憶測が流れている。
カギを握るのが、共和党の200人以上の候補者に推薦を出しているトランプ。「選挙は盗まれた」「民主党の陰謀」と言い続け、「治安の悪化」「移民問題」で不安を煽る。共和党支持者はバイデンの政策を「共産主義」のようだと批判する。これは何を意味するか。
選挙結果の出た翌週の15日に、24年の大統領選に今回の結果次第で出馬を表明するらしい。
中間選挙の共和党候補者569人のうち、バイデンの当選を疑ったり受け入れを拒んだ人物は291人(51%)にのぼる。このうち当選しそうなのが171人いて、波に乗って「否定論者」が相当数当選する可能性が大きい。この選挙期間に「州務長官」選もある。選挙の仕組みを変えたり、結果の承認を拒んだりする権限を持つ。結果次第では次回の大統領選にトランプ有利になるが、接戦州での大混乱も懸念される。
もし、トランプが再び大統領になったりすると大変なことになる。
嘘で国民を欺き、議会を蔑ろにし、一方的に歪んだ自説を押し通す。一国の利益のみの国策を展開し、国連を無視し、世界中の枠組みと強調関係を破壊し、分断を助長し、格差が拡大する。
同調する民族が戦争を仕掛け、覇権争いが激化。ウクライナへの援助は削減され、中国との関係は悪化し、欧州との関係はギクシャク。日本は防衛を増強させられる。国家的麻薬組織が暗躍し、武器商人が笑い、秩序を平気で乱す国家が現れる。
人の弱みに付け込み、嘘で不安を煽り洗脳し、どこぞの宗教と同じように教祖となって、国を乗っ取ろうとする。こんなのがまかり通るとすれば民主主義もくそもない。
中国現代建築
中国は習近平の独裁が強固となり「中国式現代化」を目指す。アメリカを追い越すのが最大の目標だろう。そのため発展途上国を抱き込み、レアアース・資源争いにも力が入る。
ロシアはウクライナ侵攻を泥沼化させ、終息の道筋も見えず、第二のキューバ危機を懸念。世界で燃料争奪が激化。
イギリスでは就任44日で首相が交代。2020年にEU離脱した後の国のかじ取りが難しい。
イタリアでは、右翼ポピュリスト、イタリア民族主義者・極右のメローニが初の女性首相となり、動向が注目される。
北朝鮮の防衛力強化のミサイル開発。恐怖心からの必死の防衛と見える。
☆
何がどう動くのか、先の予測が出来ない。偶然の発見がノーベル賞に結び付くように、予期せぬ出来事が良い方に向かえばいいが。未知の化学反応が突発的に起こり、想定外が待ち構えている。
何が起こっても動じないためにどうすれば良いのか。じっと観察し、実態を見極めることだろう。
8日の今日は皆既月食がみられる。午後7時16分の始まりから午後8時42分の終わりまで、東の空で約86分間。肉眼で観測できる。
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