♪ けもの道をセルフメイドに生きてゆく三世代後のひと楽しけれ
砂漠地帯として知られる中東のUAE=アラブ首長国連邦やオマーンで、16日(協定世界時)に大雨。ドバイでは4月ひと月の平均降水量4.8ミリを大きく超えたばかりか、1年間の月平均降水量の合計の2倍を超える雨が、たった1日で降った。1949年の観測開始以来、24時間降雨量としては史上最多を記録。
西から気圧の谷が近づき、低気圧などが発達しやすかったことや、アラビア海から湿った空気が流れ込んだなどの影響があると考えられるという。
ドバイで冠水した道路(17日)
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今後、こういうことが世界中で頻繁に起こるようになるのは明らか。下の図のように海水面の温度が年々上がり続けているのをみれば疑いの余地はないでしょう。
全地球 年平均海面水温(2022年) 単位は℃。気象庁 令和6年2月15日更新
海面水温偏差(2022年) 単位は℃。
1991年から2020年までの平均値との差をあらわす。 海面水温偏差(10年前 2012年)
10年前と比べるとその差は歴然としている。
海水温度が1℃上がるというのは大変なことだ。日本近海も大変なことになっていて、今現在の北海道の南、東北沖では、平年差が6~7℃も高くなっている。魚が取れなくなるのは当たり前だし、昆布も採れなくなりつつある。東京湾には珊瑚が繁殖している。
日本近海[海面水温]
[海面水温平年差]
GPV Weather これはもう地球全体の問題なので小手先のものでは対応できない。我々が出来ることは産業革命以前に戻るしかない。あるいはそれに匹敵するような大転換が出来なければ、どうなるかは火を見るより明らかでしょう。
経済成長しか豊かになる道がないとしたら、豊かさと便利さを抱え込んでみんな一緒に滅亡していくしかない。もうみんなその覚悟が出来ているのかもしれない。人間に出来ることは、結局目先の利益を追求することしかないと分かっているのかもしれない。そうとしか思えない。
我慢することも耐え忍ぶことも自分から敢えてしなくても、自然という力によって災害という形で嫌でも降りかかってくる。自然災害は、増長する人間にブレーキを掛けるための摂理なのかもしれない。
生きている間は豊かに楽しく過ごしたい。そのための努力もする。先の先まで考えたって埒が明かない。見て見ぬ振りをして不都合からは目をそらし、刹那刹那を面白おかしく生きていく。
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