♪ 人の縁は異なものなりて触媒にふれがるごとく変化してゆく
寒気が襲来した師走の始め。恒例のではなくなった、久し振りの高齢の宴。お互いの無事を確認し合い、相変わらずの元気な姿を披瀝しあって、手づくりの料理を食べながら和気あいあいの数時間。
最年少が68歳、最高齢が80ん歳の9人。個性を発散して、時が止まったような密度の濃いひと時を楽しんだ。
いつもの料理自慢が持ち寄った手料理の数々。最近はメンバーが一人欠け二人欠けして、殺しても死にそうにない人ばかり。このままずっと地球の番人として生き残っていきそうな人ばかり。
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それぞれの齢のうちに湛えたる水美しく光を放つ
声高に日々を語りて若々し八十路の坂の凸凹なるを
「若じい」のハンドルネーム持つわれのはるか先ゆくしたたか媼
有り余る六十路の若さ振りまかば翁のほほの華やいでゆく
マジックに所作の妙味の加わりてカードシャッフルしないで終わる
思い出と未来のはざま時を止め生き越し語る初冬さやけし
始祖なるを知りて訪ねしアイルランド知己との縁の不思議さを聞く
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それにしても皆さん元気。前向きに生きているのでやることがたくさんあるし、人との交流も盛んなため、老け込んでいる暇がないらしい。
「白鳥はふっくらと陽にふくらみぬ ありがとういつも見えないあなた」
これは渡辺松男氏の歌で、「あなた」とは神様のようなもの、ふくよかな明るい陽射しを注いでくれる太陽の力、人智を超えた自然の力のことらしい。
自分の力で生きていると思っているわれわれ人間は、それらの恵み無しでは生きられない。いつも背中に寄り添っていてくれるもの、それが神だともいう。
そのようなことも決して忘れない理知的な人ばかり。人や政治の悪口など話題にもならないし、ひとえに前向きでそのエネルギーの源泉は、健康管理にあって何がしかの努力を惜しまない。本来の意味での「唯我独尊」をもって、だれ憚ることなく己の心のままに生きている。
「ブラボー」友達
「ブラボー」侍ジャパン 決勝トーナメント出場 おめでとう!
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