♪ 「長生きはするもんだなあ」と呟きて祖父が見ていた昭和 遥けし
もう使っていない懐かしのダイヤル式の電話機。家に置いてあるだけなので、この際メルカリかどこかで売ってやろうかと思い、調てみた。
あるわあるわ、メルカリには1,000円台から2,000円台の値段でたくさん売りに出されている。ほとんどがジャンク品とか昭和レトロのインテリア品としての扱いだ。
そりゃそうだろ。今じゃダイヤル回線のままの家なんてほとんどないだろうから、使おうと思っても使えない。
しかしその一方で、災害等の停電時に通常の光回線等が通話出来なくなるのに対して、アナログ回線は、NTTの局舎からおよそ48v〜53vの電圧が供給されてるので「災害時にも変わらずに通話ができる」ので安心との理由から、人気があるらしい。楽天市場では黒電話が7,000円台から1万円台の値段で出品されている。
まあ、現実的には2,000円で売るのも難しい状況のようです。
我が家も電話に関しては変遷があり、ISDNにしたり、IP電話や光通信にしたりしていた。回線はダイヤル回線のままで・・。プッシュフォンになってもダイヤル回線のままという家は、案外多かったんじゃないだろうか。
今の我が家は、ケーブルテレビ会社のセット割(テレビ+ネット+電話)の光回線だ。
土曜日は孫が来る日なので、この機会に昔の電話の掛け方と仕組みとなどを教える教材にしようと、リビングの机の上に出して置いた。
「こうやって回して、ダイヤルが戻る時に信号が送られるんだよ」「ゼロが一番時間かかかるねぇ」
孫「おもしろ~い」
「110番はと・・」「最初の1と1は早いけど、0は時間がかかるね」「どうしてこうなってると思う?」
孫「わかんない」
「急いでいて、慌てると間違えるといけないからね。最後はわざと一番遠いところにしてあるの」
「孫たしかに!」
「自分の家に掛けるときは、どうなる?」(お嫁さんの仕事の関係で、古民家に引っ越した時に固定電話に加入している。)
孫「何番か知らない」(ケイタイでやり取りしているので、固定電話の番号なんか知っているわけがないか。)
番号を教えて、掛ける真似をしてみる。
孫「じゃぁあ、これ何番か分かる?」(番号によって戻る時間が違うので、それを当てっこしようというわけだ。)
「やるよ~これは、何番?」
「4」
孫「違う、6番」「じゃあこれは?」
「8番」
孫「あったり~!」「じゃあ次はこれ、何番?」
「ん~と・・・5番」
孫「8番」
「同じ番号かぁ、わかんないもんだねえ」
そんなことをしているうちに1時間の滞在時間が終了。119番はもちろん、117、177なども教えてやった。公衆電も今はプッシュ式なのでダイヤルを回す機会はもうないだろう。でも古い映画などを観ていると電話のシーンが出て来る。そんな時、この日のことを思い出すだろう。
一度、家の近くの公衆電話ボックスに連れて行っていったことがある。何かあった時のために使えないといけない。見たことも触ったこともない子供が多く、掛け方も分からないらしい。それじゃ、もしもの時に電話が掛けられない。
それで、家にいるばーばに電話を掛けさせた。
「先ず受話器を取って」、「おカネを入れてから、番号を押すんだよ」「やってごらん」
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公衆電話は1キロ四方に1つ設置することになっている。その設置場所が確認できるようになっている。
クリックでサイトへ
公衆電話から携帯電話への通話料金
10円(税込価格)で通話できる時間:「全時間帯」「全域 15.5秒」
因に知多市を表示してみると、こんな感じ。ボックスとそうでないのとが一目瞭然。大体の位置なので実際に場所を確認して頭に入れておくといいと思います。
サイトの地図画面を動かすと、エリアによって表示が変化します。
この画面には表示が無くても、少し動かすと新たに現れます。
同時に反対側にあったものは消えていきます。
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