♪ 出口にて苦労をするは入り口で横着をした罰だと知りぬ
右側の上と下の歯に部分入れ歯入っている。位置は少しずれているが、これ無いしではものが食べられない。左ばかり使っていると歯茎の部分が疲れてきて具合が悪い。食べ物を左右を交互に移動させながら食べていることが良くわかる分かる。歯は両方にあってちゃんと使えてこそのもの。
その部分入れ歯の下側のものは、一番奥とその隣の2本分を担っている大事なもの。それが歯に引っかける金具が1本折れてしまった。歯茎が後退してゆるくなっていたのを無理して使っていたのが原因だろう。確かに具合が悪かったが、それを無視して使っていた。通っていた歯科医師が文句を言うのを聞きたくなくて、歯医者に行くのを渋っていたという事情もある。
陰険で文句ばかり言う人で、腕がいいのは認めるが人と接する能力に問題がある。歯医者とて接客商売だし、こちの中というデリケートな部分を扱う人気商売でもある。
金具が取れた後の方が噛みやすいような気がして使っていたが、どうにも具合が悪くなってまった。
それで別の歯医者に行くことに。今までも近かったがそれ以上に近い、歩いて2分ほどの所にある。そこの若い常勤の医師の担当となった。前歯が欠けてしまっているのを、先ずCRで治療してもらう。どんなレベルのどういうタイプなのか、最初はお手並み拝見という感じ。
そして、今まで指摘されたことのない小さな虫歯(レントゲンで見つかった)2か所を、次に直した。次回は虫歯の治療後(金属が被せてある部分)が虫歯になっているらしい(これもレントゲンで見つかった)ので、その治療をするという。
その前に入れ歯の方を先に直してほしいと願い出た。最初に入れ歯の修理はできそうだと聞いていたからだ。型を取って、次の週。金具を付け直して歯に装着し、プラスチックを固める。それを外す段になって、かなりきつくてなかなか外れない。ようやく外れたとおもったら、隣の金属部分が割れて取れてしまった。先生も焦ったようだ。気を取り直して、今度はその部分の修理に入る。
何とか形が出来上がった。金属は元の位置とは違うものになり、入れ歯そのものも継ぎ接ぎでぶかっこうになった。かみ合わせなど微調整して、見栄えは悪いが良い具合にできている。
翌週までの間。使っているとどこかが当たっているらしく、痛くなってくる。そしてその間に欠けてしまって直してもらった前歯がまた欠けてしまった。治療の日。先ず前歯を直してもらった。「今回は少し厚めにしておきました」とのこと。次に、入れ歯の痛みの出る部分に印をつけて、削って調整。なんと、スッキリ痛みが取れた。
喜んで使っていると今度は別の所が痛くなってきた。噛み締めが強い私の歯は、歯茎が出っ張っている部分があり、そこに当たってこすれるため痛みが出ているらしい。
1週間後にそこを削ってもらうと、ウソのように痛みがなくなった。完璧だ。これなら何だって食べられる。とはいっても前の歯医者に、「入れ歯の噛む力は通常の6分の1しかない。そして、硬いものを噛むと破骨細胞があごの骨を溶かしてしまうので、くれぐれも硬いものは食べないように」ときつく言われている。
しかし、この先生はそういうことを一切言わない。前の先生は口腔外科出身のため特にそういう事への意識が強いのかもしれない。どっちがいい先生なのか。判断がしずらいところ。
完璧に入れ歯が使えるようになって、安心して食事ができるのは有難い。有名人でなくとも「歯は命」だ。体への影響も大きい。よく噛むことでもたらされるものはたくさんある。
特に実感できたのは、便秘気味で、“出そうで出なかったりで、出てもほんの少しだったりの便” が、ウソのように改善したこと。兎糞便のようにコロコロとして固かったものが、スルッと出るようになった。入れ歯が悪くなる前の状態に戻ったのだ。
よく噛むことの効能は8つほどあるという。 1.胃腸の働きを促進する
唾液中の消化酵素の分泌がさかんになり、細かくかみ砕けば胃腸への負担を和らげます。
2.むし歯、歯周病、口臭を予防する
唾液の分泌が増え、唾液の分泌が増え、唾液の抗菌作用によって口の中の清掃効果が高まります。
3.肥満を防止する
ゆっくりたくさん噛むと満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぎます。
4.脳の働きを活発にする
噛むことで脳への血流が増加し働きを活発にするために、脳の若さを保って老化を防止します。
5.全身の体力の向上
よく噛めば全身に活力がみなぎり、体力が向上します。
6.味覚が発達する
じっくりと味わうことができ、味覚が発達します。
7.発音がはっきりする
口のまわりの筋肉が発達し、言葉の発音もはっきりします。
8.がんを予防する
唾液に含まれる酵素には、食品中の発ガン物質の発ガン性を抑制する効果があると言われています。(日本訪問歯科協会より) |
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