♪ 知る権利を十円使って行使する政治家以外は明朗な国
以前も書いたかもしれないが、病院からのレセプト(診療報酬明細書)について。受け取らない人は多いのでしょう。私はもらうことにしています。10円掛かりますが、医者が何をどうしているのか、何にいくらかかっているのかが分かる。実際、理解できない項目も多い。知ってどうすると言われても困りますが・・
「診療報酬」とは、診療に要した費用のことで、診療報酬点数表に基づいて点数で算出される。診療報酬点数から、1点=10円として金額が算出される。4項目に分類されている。
で、今回のレセプトはこれ。
欠けた前歯を直し、部分入れ歯の一カ所をほんの少し削っただけ。
これが市に報告される。治療に4,260円がかかっていて、その2割の850円を患者が負担したというもの。
分からない事ばかり。最初の初診料は分かるが、どんな病気で病院に通うことになっても必ず「再診料」を取られる。その都度カルテを準備する手間賃か?
再診時歯科外来診療環境体制加算1 3点 これ、何?
この明細書を受け取るには、「発行体制加算」とかいって、1点=10円かかっている。
歯科衛生士実地指導料1 80点 ─ 実際、衛生士は何も関わってはいない。
歯科疾患管理料 100点 ─ 何を管理した?
文書提供加算(歯科疾患管理料)10点 ─ 何の文書?
歯科口腔リハビリテーション1(義歯困難以外)104点 ─ ?
機械的歯面清掃処置 72点 ─ 欠けた前歯の処置? 部分入れ歯の調整のこと?
欠けた前歯をほんのちょっと削り、プラスチックを取り付けて紫外線を当てる。咬合紙を2度ほど使ってかみ合わせを確認した。そして、部分入れ歯の当たって痛い部分を削った。
“患者が10人いれば歯科医院は成り立つ” と、言われているらしい。ホント、いい商売。しかし、今やコンビニよりも数が多いので、人気商売としての患者の争奪は厳しくなるばかりだろう。
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