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歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2023.03.03
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♪ 八重葎(やえむぐら)足にすがりて憂わしき浪花茨(なにわいばら)の棘を愛しむ


 朝日新聞の「天声人語」の筆者が去年10月から、郷富佐子(ごうふさこ)(56)、古谷浩一(56)、谷津憲郎(やつのりお)(51)の論説委員3人にバトンタッチしている。

「読者からの問い合わせや苦情の数が桁外れに多い」書いたものは日々、論説委員補佐や記者にどんどんダメ出しをされて書き直し。校閲によるファクトチェックも入念に行われている。603文字・六つのパートと、スタイルが決められている。朝日新聞の朝刊に掲載されている時事コラムで、筆者の署名はなしというのが原則。

 1面トップに毎日掲載されるわけですが、どの新聞も同じようなものを載せています。しかし、その内容は天と地ほどの差があるように私には思えます。直截的な物言いが好きで朝日新聞を購読していますが、「上から目線なところがあるのが嫌いだ」という人がいるのも事実です。
 でもやっぱり、このコーナーを読まないと朝日新聞を読んだ気がしない。入りから本文への導入パターンが似ているので、ブログをそんな風に書くと “天声人語みたいだ” と言われたりします。

 この日の内容は、いつもと違って珍しく裃を脱いで、着流しの気分で書かれている。この欄でこういう批判を堂々と書く潔さ。大阪弁の「ぼやき漫才」に託して言い放ったのには、思わず手をたたいてしまった。

   

  
 とかく、知識をひけらかしているように見られてしまうコーナーだ。たまにはこういう砕けた、庶民の心を掴むような文章があってもいい。多分、読者から色んな意見が寄せられることでしょう。

 新聞を後ろから見ていくカミさんに、この記事を読ませて感想を聞いたが、何のリアクションもなかった。「ぼやき漫才」を知らないし、冗談もウィットも理解できない御仁なので無理もない。普通の中高年の主婦は政治や社会に対する関心が、男に比べると随分少ないのも事実。聞いた私が悪かった。


薔薇に棘あり。

 でも、最近はずいぶん変わってきている。特に女性の社会に対する関心度が増している。既成概念に囚われることなく自分の意見を表に出せるようになってきている。男に頭を押さえつけられ、じっと我慢してきた女性たち。本来は能力に男女差などないことを、体を張って示し始めている。





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最終更新日  2023.03.03 09:17:38
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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