♪ しののめの野鳥の声に目覚めおりいい夢だったと目を閉じたまま
すでにもう春眠の頃を過ぎてしまい、朝が眠くて起きられないということがない。とはいうものの、老人ともなればそんな悠長なことはかなり前からなくなっているが・・。
鳥の声で目覚めたのが5時と思うも、トイレに行ったのが5時でその時に鳥が鳴いていたのかもしれない。過ぎてしまえばもう曖昧になってしまう。それでも、いい夢を見ていた記憶はあって、内容は忘れかけているものの、いい気分は持続している。
毎晩のように夢は見るが、いい夢を見るのは久しぶりだったのでとてもいい気分でいる。
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浪花茨をテーマに詠んでみた。いつも説明的な歌ばかり詠んでいる気がしていて、もう少しましなものが詠めないものかと。上手くいっているかどうかあまり自信がない。
♪ 横枝の片方にばかりつく莟未来は空にあるとばかりに
♪ 旺盛な芽吹きに春の陽が注ぐこんな時代がわれにもあった
♪ 純白の花で窓辺を飾りたい白紙のノート広げるように
♪ 新旧の代わりゆきたる隣保班再生託して茨を咲かす
♪ つぎつぎと花を咲かせる白薔薇の夢に明日が記されてゆく
やっぱり退屈な歌しか作れなかった。頭が短歌モードになれないまま、ただ言葉をひねくり回した結果がこれだ。どうしようもなく中身がない。ここは短歌の修練の場でもなく、日記としての位置づけなのでこういう情けないことも書いておく。
ご覧になった方がどう思われ、どう感じているかは、コメントなど一切ないので分からない。後から自分で読んでみると、それはそれでいい記録になっていると、自分では思う。私という一個の人間の〇年〇月〇日の精神状態とその行動が、間接的であってもまがいのない真実として記録されている。そのことの意味は小さくはないと思う。
唯一無二のこの日この時。いたずらに過ぎ去っていくだけの時間が、細胞の一部の様に繋がって息づいている。
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