♪ 逃げるしかないと思えど逃げ場所はどこにもないと空を見ている
食物アレルギーがある児童生徒が全国の公立小中高校に約52万7千人いることが、昨年度、9年ぶりに実施された大規模調査で判明。2013年の前回調査より約12万人増えた。激しいアレルギー症状「アナフィラキシー」を起こしたことがある児童生徒の数も増加した。
花粉症になると果物類のアレルギーを発症しやすいと指摘されており、花粉症の子どもの増加が食物アレルギーの子どもの増加につながっている可能性を指摘する専門家もいる。
食物アレルギーは蕁麻疹や咳、嘔吐などの症状を引き起こす。複数の症状が急激に出る全身性のアナフィラキシーが起きることもある。
たとえば、発症頻度の高い「キウイフルーツ」は、以前の日本では食べられていなかった。1980年代後半から普及しはじめ、その消費量が増えたために、患者数が急激に増加したと考えられている。
また、「いくら」の食物アレルギーが1、2歳の小児に多いのは、最近、保護者の方が子どもに「いくら」を食べさせるようになったからだとか。元来小児はアレルギーを発症する割合が高いうえに、「いくら」はアレルギーの発症頻度が高い食物。少しでも発症を防ぐために、小児に与える食物を考慮し選別することはとても重要らしい。
アレルギーを起こす主な原因物質(アレルゲン)
MINARISより(拡大します) 詳しく知りたい方は是非、下記のサイトへアクセスしてください。
1. 木の実アレルギーをご存知ですか?
●木の実アレルギーの患者数、●増加の背景、●消費者庁が定めるアレルギー表示推奨品目への追加、●対策
2. 「花粉症」と「食物」の意外な関係
●スギ花粉症の有病率増加 (3人に1人がスギ花粉症)、●花粉症が引き起こすもう1つのアレルギーPFAS(ピーファス)、●PFASの発症機序、●花粉と交差反応性が報告されている果物・野菜、●対策
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問題なのは、「なぜ、こんなにも花粉症やアレルギー症状の人が増えているか」ということでしょう。
複雑な要因が絡み合っていて、一つだけを特定することはできないでしょう。国の機関も縦割りされているため、総合的に原因究明することは至難な現状。どの機関や部署も自分の所に非があるとは認めたがらず、問題はないと言い張って議論にもならない。
食品添加物は大いに疑義があります。大量につくられている食品には驚くほどの科学的添加物が使われています。業界も管理機関も、危険である数値の100分の1に抑えているので問題はないというスタンスで平然と使い続けている。農薬もしかり。
しかし、複合的に毎日多種多様な添加物や、微量であるにせよ農薬にまみれた食物を体内に取り込んでいて、影響がないと言う方がおかしい。肉や魚にも問題があるし、口に入るもので人の手が加わっているものほとんどがそうだ。
今は幼児期から摂取しているので、その影響が顕著に表れてくる。
消費者のために添加されているものではなく、生産者・販売者側にとって都合がいいという理由で添加されているものばかり。
これらは、地球温暖化の問題とまったく同じことです。些細なことだと問題にもせず、様々な分野で行ってきたことが今、積もり積もって多くの自然災害を起こし、生命や生活を脅かしている。今、目に見える形になって慌ててあたふたと大騒ぎしている。
科学者や専門家がいくら警告を発しても、国や業界そして国民もそのことに目を向けることなく放置してきた結果がこの有様です。
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人類は科学の力で長生きできると信じている一方で、ジワジワとDNAに傷を付け劣化させ続けている。マッチポンプ。イタチごっこ、キツネとタヌキの騙し合いなんて言っている間に、間違いなく変異が進んでいる。あとは突然変異を待つだけなのかもしれない。
地球の温暖化は、もう止められないところまで来ているのか。だったらジタバタせず、今の恩恵を甘んじて受け入れて、緩やかに(しかし大きな代償を負いながら)人類の行く末を迎えることにするか? 突然変異で生き残る末裔たちに、地球と人類の未来を託して・・・。
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