♪ ペットよりなお物言わぬ昆虫が生きざま見せて庭先にいる
ふらふらとツマグロヒョウモンやって来た。お隣のパンジーの葉を、黒に赤い筋の入ったあの幼虫が食べていた。若奥さんが、蛹になって羽化するのを楽しみにしていたっけ。それがどうやら羽化したらしい。その幼虫の晴れ姿だ。
蜜を探しているらしくうろうろするものの、今は我が家には、鉢植えのガーベラの花しかない。唯一の花に取りつき、管のばしていたようだが喉を潤せただろうか。
幼虫は各種スミレ類を食草とし、野生のスミレ類のみならず園芸種のパンジーやビオラなども食べる。満腹になると地表に降りて他の餌を求めて移動するため、花壇に植えた株が次々と食べられてしまうこともある。終齢で体長30mm程度、黒色の体の背に一本の赤い筋が縦に通る。
体には分岐する棘状の突起が各節に6本ずつある。突起は体の前半部では黒く、後半部のものは根元が赤く先が黒い。かなりとげとげしく危なそうな毛虫ではあるが実際には柔らかく危険性もない。派手な体色は毒虫を思わせるが、突起で刺すこともなければ毒も持たない。(Wikipediaより)
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こちらはキャットニップという植物。メルカリで買った「ベロニカ・オックスフォードブルー」の小さな苗と抱き合わせに「カキドオシ」と一緒に入っていたもので、フウセンカズラの種も入っていた。
「キャットニップ」は、猫が好む香りを持つハーブで、和名はチクマハッカ、西洋マタタビなどと呼ばれていて、全草に強い香りがある。茎の先端に小さな白色や淡い藤色の花をたくさん咲かせる。
アブラムシや甲虫類の被害を減らしたりミツバチを呼ぶので、野菜の間に植えてコンパニオンプランツとしても利用できるとか。
猫を引き付ける「ネペタラクトン」という物質が含まれていて、ネコ科の動物がほとんど反応するという。「キャット ニップ=猫が噛む」というのが名前の由来とか。アランがどういう反応を示していたのか知らないが、2本あったうちの一本の葉がすっかり食われていた。
時々やって来る、あのブサイクなよそ猫が食べたのかもしれない。ひょっとして、アイツはこれに引き付けられてやって来ていたのか?
猫がとる行動で一番多いのは寝転がることで、これは発情期のメス猫が寝転がるのに似ているとか。しかし、オス猫でも寝転ぶし、避妊・去勢された猫でも反応するという。効果は短時間しか続かない(5~15分程度)ので、何度も接していると効果が薄れるとか。
市販の鉢植えのラベル 大きくなるし種がこぼれて増えるらしい。蚊よけにもなるというので鉢植えにしたが、よその猫を呼ぶことになるというのは問題だ。
葉っぱの部分をスープに使ったり、サラダなどのソースの香りづけとして使えるとか。
眠気を誘ってくれ、風邪、胃腸障害、発汗、精神安定、頭痛、湿布薬、消化促進などに効果があり、強い発汗作用もあって風邪の発熱時に効果があるとか。
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レディーオブシャーロッド(薔薇)の枝にカマキリの子どもがいる。我が家の庭で生まれたのだろうか。どこにも行かずにずっとここに居る。
こんなところとに餌になる生きものはいないと思うが、少しずつ大きくなっている。何を食べているのだろう?
昨日、よく見るといつの間にか薔薇の葉にチュウレンバチの幼虫が食べた跡があって、幼虫の姿が見えない。カマキリが食べていたのかもしれない。そうか、そういうことなら幼虫を始末するのは止めておこう。今朝になって改めて見ると、幼虫がまだ数匹残っているようだ。
カマキリがジッとしているので、その幼虫の所へ移動させたやった。しかし、食べる様子も見せず、相変わらずジッとしている。カマキリは朝が遅い?寝起きが悪い? 昆虫の世界はよく分からんが、元気に育ってくれればいい。
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フウセンカズラのところに、ヒョウモンチョウが羽根を閉じてジッとしているのを発見。2日前に見た蝶に似ているが、羽の模様が少し違うようだ。
てっきりオスだと思ったが、羽を開いた瞬間に飛んだのを見て分かった。この蝶はまさしく一昨日見たメスのツマグロヒョウモンだ。羽根を閉じていて、見えるはずの白いラインが見えなかった。
早朝のせいか、羽根の閉じ方が写真のものとぜんぜん違う。上翅が下翅に隠れて小さく見えて、メスの特徴のピンク模様も見えない。
なぜあの蝶がまだこの庭にいるのか。遠くへ飛んでいくパワーがなかったのだろうか。今朝は屋根の上を飛んで行ったので、ようやくパワーが付いたのか。昆虫はよく知らないので、調べた上でよほど観察してみないと分からない。
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