♪ 武器もたぬわれは金蚉おじけ虫鎌振り上げる夢を見ている
庭に生まれ育っているカマキリくん。だいぶ大きくなっている。時々姿を消しては、いつの間にかまた戻っている。
もう立派な成虫だ。 薔薇にいつの間にかチュウレンバチが産卵・孵化し、こんな孵化跡が幾つもある。 小さいうちは、そのたくさんの幼虫を食べて育ったようだ。そう、カマキリは益虫と呼べる大事な昆虫なのだ。
羽が生えた今は飛べるので移動は楽。目の前の草むらにはバッタがたくさんいるので、エサには困らない。
義兄はカマキリが大嫌いで、この三角頭がを見ると悲鳴を上げるらしい。そーっと近づいて目の前に差し出したら・・いたずら好きの私はそんな妄想をしてしまう。
昆虫はどれも「カワイイ!」と思う私ですが、カマキリはその鎌を持っているところもユニークだし、すべてが個性的なところが好きだ。憧れているのかもしれない。
網戸に止ってジッとしているカナブン。顔をよく見ると愛嬌があって
なかなかカワイイが、個性的とは言えない。
カマキリの眼にある黒い点と目が合ったりすると、嫌いな人はゾッとするんだろうね。しかし、あの黒い点は「偽瞳孔(ぎどうこう)」と呼ばれるもので、睨まれているわけじゃない。
カマキリの眼は「複眼(小さな眼がドーム状に集まってできている)」で、複眼の奥の部分が角度によって黒い点となって見えるだけなのだ。
複眼は望遠鏡のような筒になっていて、その筒をちょうど真上の方向から見た所に偽瞳孔が出現する。つまり、目の奥(筒の底)が見えている状態だから暗く、黒く見えるということらしい。
それとは別に、複眼と複眼の間に3つの単眼も持っていて、光を感じて明るさによって活発さを決めているらしい。暗いところでは目が黒く変わる。(神宮寺小学校理科室通信より)
あの三角頭はなかなか侮れない。
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