♪ まだ若いつもりの我にマル高の免許更新認知症検査
運転免許証 高齢者認知症検査に行ってきた。警察署は朝倉駅に隣接していて、家から歩いて6分ほどのところにあってとても便利だ。
ちょっと遠回りして行ったら、テーブル席の真ん中、最後の一人だった。9人が入れる狭い部屋で、ディスプレー画面が低くて、前の人の頭が邪魔で見にくい。縦、横三列のまん真ん中で、後ろの人もさぞ見にくかろう。
「画面が見にくいんですが。後ろの人はもっとじゃないですか」。
「じゃあ変わって下さい」。
「モニターの位置をもう少し上げてくれればいいんですが」。
「そうはいかないので我慢してください」。
まったくこっちの意見を聞き入れる気はないらしく、その言い方が如何にも上から目線で、ちょっとムカつく。
昔の「おい!コラ!」はさすがに今は無くなったが、どうも根底には残っているんじゃないかという気がしてくる。“日本は法治国家だけど警察国家じゃないんだぞ” と昔は思ったこともあった(言ったことはない)が、今はさすがに物腰柔らかく対応してくれるようになっている。
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直ぐに始まり、プリントが配られる。その説明や途中の注意が、なんか強圧的で偉そうな言い方をする。まるで刑務所の受刑者に対する教官の態度のよう。この警察官は刑務所勤務の経験でもあるのだろうか。そうでなければ、こういう態度は取らないはずだが。
そんなことがあったせいか、簡単なテストが振るわずあまりいい成績ではなかった。
最初は、4つの絵が描かれたものが順に4枚見せられ、その絵の簡単な説明が読まれる。「台所にある、電子レンジ」とか、「武器は、機関銃」とか・・。覚えてその名前を書くわけだ。
その回答を書く前に、ランダムに並んだ数字を、指定された数字だけ消していくという作業を2度、記憶の邪魔をするためのものが入る。
テストが始まりランダムに覚えた品名を書いていくが、まったく浮かんでこない。いくら焦っても出てこない。7つほど書いて終わってしまった。集中する間もなくいきなり始まって、何となくボーッとして覚えようという意識もなく、流してしまっていたようだ。
次は、絵の説明が書かれているものに品物名を書き入れる。これはほとんど出来た。
最後に、この日の年月日と曜日、時計を見ないで今の時間を書くというのがあった。
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以前はもっとたくさんの項目があって、その練習用教材も売られていたらしい。それを皆がこぞって買って練習し、テストに臨んでいたらしい。今はそんなことはせず、ごく簡単なものに鞍替えされたようだ。
もし百点取っても、事故を起こすとテストをさせられ、その点数が百点に満たないと逆効果になるという。急速に認知能力が落ちていると判断されるためで、いい点を取ることが必ずしもベターではないということらしい。
そういうこともあってかテストが簡素化され、記憶力と認知度を測るのは今のやり方で十分だということになったのだろう。
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どんな判定が下されるのか。記入の欄を間違えたりすると0点になるが、もしそんなことがあったら再検査ができるという。3週間後に結果が来る。もし良くない判定がでると、今度は認知症そのものの検査が必要になるが・・・
自動車教習所での講習は、以前はこのテストの結果が届いてからしか受けられなかったが、今年からは早めに受講できるようになっている。なので早く予約をしないと枠が無くなって、希望の日時に受講出来なくなるとのアドバイスがあった。
それで翌日、一番近い自動車学校へ電話。すると、9月・10月はすでに満杯で、11月に二枠残っているという状況。その一枠を何とか確保。この講習には6,450円もかかるんだよなぁ。
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ホトトギスの葉っぱにルリタテハの幼虫が付いている。ルリタテハそのものが飛んでいるのを見たことがないのに、必ずやって来て卵を産んでいく。
ホトトギスが社会そのものと仮定すると、こういう公序良俗に違反するものを取り締まっているのが警察とタイアップしている都道府県公安委員会。
社会を乱すふとどきものであるイガイガの幼虫でも、自然界という秩序の中では必要があって存在している。その辺りをちゃんと理解した上で取り締まりをしてもらいたいものです。
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