♪ 秋の暮れ門歯が欠けて噛みつけず弱点がまた一つ増えゆく
前歯の欠けて修理したところが不注意で再び取れてしまったのを治してもらっている。今回はそのままプラスチックを貼り付けるのでは強度が出ないため、型を取って被せにすることになっている。
神経を抜いて削り、心棒を入れて下地を作っておいて、その上に金属(パラジウム)を被せるというもの。前歯の場合は、表面に薄いプラスティックを貼り付ける。けっこう手間がかかる欠損修復。昨日は、下地の型でて作ったものを嵌め込む作業そした。
嵌め込んでからの微調整に、結構時間がかかった。被せるために微妙なすき間を作るわけで、被せの厚みと隙間の加減が難しそうだ。
今回の私の場合、下の歯への食い込みが強いので、自由診療でも使える方法が限られる。齢も歳なので保険適用の方法でやることになっている。
この後、もう一度型を取り、ガムのようなシート状のもので噛み合わせのための型をとった。
歯冠修復及び欠損補綴と書いてある。意味がよく分からないが結構面倒くさいもののようで、998点にもなっている。この日は合計で1,170点、2,340円かかった。
次回は、表側に白いプラスチックを貼り付けたクラウンが装着されて完成となる。会計の時に次回は4,000円ほどかかると言われた。前歯1本、それも保険の利くやつでこれだ。
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今回、新しい発見があった。あの看護師たちの気になっていた言葉使い「〇〇してもらっていいですか?」というのが改められて、「〇〇してください」と言う言い方に変わっていた。最初に行った時にどうにも気になって、無視できずに指摘しておいたこと。
希望通りに変えてくれたのは素晴らしい。おかげで居心地が良かった。
♪ 気持ち悪いことばの一つ「〇〇をしてもらってもいいですか」嫌
気分が良かったことを何とか伝えればよかったが、言いそびれてしまった。次回、チャンスが有ったら言っておこうと思う。
歯が欠けたり、なくなった場合にクラウンや入れ歯などの人工物で補うことを「補綴(ほてつ)」というらしい。古くは紀元前2,000年~1,000年のエトルリア人の墓地から発掘された入れ歯があり、日本でも奈良時代から入れ歯があったといわれているとか。昔から行われてきた治療法なんだね。
「クラウン」とは、歯根に金属の芯を挿し込んで人工の歯をつくること。歯冠がぼろぼろになった場合、その部分を削り取って神経を取り、薬でしっかり治療する。その後、歯根の部分を利用して金属などで土台を建て、その土台の上に金属やセラミックス(陶器)で作った人工の歯冠(冠)をかぶせる。つまり、根に金属の芯を挿し込んで歯を造るので、クラウンといわれるようになった。
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