♪ カリカリとキャットフードを食みおればただ一心のきわまりており
先日は、やけに動物づいていた。
ウォーキングの帰途、住宅街を抜けて来る時に首輪をつけた猫がいて、しゃがんで呼んでみると近寄って来た。人慣れした猫だ。近付いたり離れたりと落ち着きがない。ニャアニャア鳴いて、どうも食べるものが欲しいらしい。
締め出しを食らったようで、腹が減ってしょうがないという感じ。家には我が家の様に、ねこ用出入り口が無いのだろう。
道路の向こうが自分の家らしい。こちら側で座り込んでいたが、家に戻ろうとする。そこへ車がやってきたので「あぶない!」と止めようとしたが、スルッとと抜けて道の真ん中へ。
車の方も前方に猫がいる事は分かっていたので、目の前まで来て止り、通り過ぎるのを待ってくれた。急ぐこともなく、車を怖がったりもしない。家の前で、家人の帰りを待つのだろうか。食べ物など持っていないし、長居は無用と、そのまま別れて来た。
今度は、前方からベビースリングというのか、赤ちゃんを抱くようにして白い子犬と、リードに茶色の子犬を連れた婦人がやって来た。
あまりに可愛いので、「かわいいね~!」と声をかけた。「ポメラニアンですね」。「こっちは?」と茶色い方を訊くと「ポメラニアンと**のミックスです」。よく聞き取れず「ポメプーとか、ポメチワとかいますねー」。「ポメ柴です」。柴犬とのミックス犬か。柴は柴でも、豆柴だろうか。
二重瞼みたいに見える。
「かっわいいねえ~。名前はなんて言うんですか?」「白いのがナデシコ」で、「こっちが**」・・あーぁ?、忘れっちまった。
両方とも幼犬のようだ。あどけない顔をして見つめてくる。
ポメラニアンのミックスは、日本で人気があるのだけでもこんなにあるんだねえ。
1: ポメプー【ポメラニアン×トイプードル】 2:ポメチワ【ポメラニアン×チワワ】 3:ポメマル【ポメラニアン×マルチーズ】 4:ポメ柴【ポメラニアン×柴犬】5:ポンスキー【ポメラニアン×シベリアンハスキー】6:ポメックス【ポメラニアン×ダックスフント】7:ポメヨン【ポメラニアン×パピヨン】8:ポメペキ【ポメラニアン×ペキニーズ】9:ポメキー【ポメラニアン×ヨークシャーテリア】10:ポメコギ【ポメラニアン×コーギー】11:ポメパグ【ポメラニアン×パグ】12:シーポメ【ポメラニアン×シーズー】
ポメラニアン×シベリアンハスキーがいるくらいなので、ポメ柴は豆柴じゃないのだろう。
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こっちは、9月27日にお向かいが飼い始めた保護猫アーカ。昼ちょっと前に、大きくなった姿を見せに来てくれた。2カ月半で倍以上になっている。メス猫だけど大人しい性格で、鳴いて暴れたりすることもない。後半はさすがに抱かれているのが窮屈なのか、盛んに体をひねって逃れようとしている。
毎日、アーカに癒されているという。動物を飼ったことのない旦那も、ストレス解消になっているらしい。
ともすると切れそうになる夫婦のきずなを、猫がつないでくれる。「猫は鎹(かすがい)」と言うことわざを広めたいくらいだ。
こっちもオキシトシンが出て幸せ気分。邪悪なものをもたずそのピュアな生きざまを見せて、素で生きているペットたち。人間にとって、神棚に祀ってもいいくらいの存在だ。
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そして、こっちはアラン。 昨夜は、ベッドで本を読んでる横に来て、凭れるように寝ていたが、夜中に蒲団の中に入って来た。それがいつの間にかいなくなり、カミさんのベッドに潜り込んでいたらしい。何を考えているのか、猫の気持ちは分からない。
朝5時半ごろトイレに行ってまだ暗いので布団に潜っていると、今度はこっちへ来て枕元にしゃがみこんでいる。喉を鳴らしながら爪を立ててグーパーグーパーやっている。ささやくようにいろいろ話しかけてやる。それがまた嬉しいらしく(勝手に思い込んで)、ずっと喉を鳴らしている。
可愛くないわけがない。
それからはお決まりのコースで、膝に乗ってうつらうつら。まだ暖かいのでいいが17日から寒くなるらしいので、寒がりの猫たちはたいへんだ。炬燵に火が入るまで、我慢がまん。
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